忍者

□ご期待に添えないでなんとする
1ページ/1ページ

「ガキだガキだとウチのチームを舐めてもらっちゃあ困るねぇ・・・
こう見えてもサスケは木ノ葉の里のNo.1ルーキー・・・
ここにいるサクラは里一番の切れ者・・・
そしてもう一人は
目立ちたがり屋で意外性No.1のドタバタ忍者ナルト」

少し誇らしげに語るカカシに関わらず敵である再不斬は薄く笑い仲間である白に問いかける
すると白はゆらりと立ち上がり奇怪な印を組んだ瞬間サスケの周りにあった水は瞬時に固まりだす

「秘術 魔境氷晶」

見たことのない術に慌ててサスケに近寄るカカシだが
再不斬によって阻まれた

しかし

絶対絶滅の危機に不意に手裏剣が白を狙い白は無理矢理に術内から出され、その近くで大きな音と煙と共にある人物が現れる

目立ちたがり屋で
意外性No.1の
ドタバタ忍者が




その人物の登場に体を震わした者がいた









「おーい、カカシ先生よぉ
あの説明はどういう意味だってば?」

煙が消えた後に現れた子供は
酷く綺麗に笑っていた

それに違和感を拭えないその場にいたものの中にガタガタと震えだしたご氏名が入ったコピー忍者

それを気にせず口を動かす子供

「まぁさ
百歩譲ってさ
意外性はいいさ
目立ちたがり屋も
しゃーないよ?
そう偽装してんだからさ
でもさ何《ドタバタ》って
アホさ丸出しじゃねーか
え、何、死にたいの?
別にいいんだよ?
そこのショタコンと一緒に葬ってあげようか?」

「ごめんなさい!!!!
殺さないでナルト、いやナルト様!!」

ショタコン、もとい再不斬から離れ子供の前で滑り土下座をする里の誉なはずの男に唖然とする敵と仲間たち

「いやいや先生よぉ
あんたも十分生きたって
サクッとイッとけよ」

「サクッと殺されちゃたまんないよ!?
てか、先生まだまだこれからだからね
これからもっとナルトと共に生きるからね!」

「黙れストーカーと言う名の害虫が」

「害虫じゃないよ!
ナルトを守るナイトだよ!」

「うざいキモイ黙れ」

「・・・はい」

シューンと犬耳を垂らすような雰囲気を醸すカカシに周りはどん引き
ていうかストーカーは否定しないんだなと皆心の中で呟いた





期待以上の意外性




とりあえず子供に幸あれと願う



end

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ