小説部屋
□気付かぬ恋
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「……なんてことだ…」
朝、俺が部室に入ると跡部と宍戸が呆れた顔で何かを見ていた。横には心配そうに覗き込んでいる忍足がいる
「何々どうしたの?」
「ん?慈郎か…」
ほら、と俺に本を手渡してきた
「なにこれ?」
「いいから読んでみろ」
跡部に言われるがまま本をペラペラとめくった
「なんだ普通の雑誌じゃん」
しかし俺の余裕も一瞬で驚きにかわった
「あ?……は?…何じゃこりゃーーーーー!?」
四ページにわたって載っているのは色々な眼鏡をかけている忍足だった
「眼鏡の神様ここに君臨…」
「これ…絶対白石だよな…てかアイツしかいねーよ」
「こんなのやってる暇あるなら部活をやれ…」
口々に跡部と宍戸が言っていた。俺はとりあえず忍足に聞いてみようと思い忍足の方を向くと忍足は真剣に何かをやっていた
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