小説部屋
□動き出した歯車
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ピピピピピ
けたたましく目覚まし時計が鳴り響く
「んー…」
芥川慈郎は時計を止め、何事もなかったかのように元の位置に戻した
また眠りにつこうとしたとき学校の事が脳裏によぎった
「あ…今日から新学期じゃん」
キーンコーンカーンコーン
「はにゅー…疲れた」
慈郎は自転車で全力疾走し遅刻ギリギリに学校についたのである
「自業自得だよ」
慈郎の隣に座っている宍戸亮が言ってきた
「ぶー宍戸ヒドーイ」
そう言って宍戸をポカポカと叩く
今ここはテニス部部室
ここの学校は部活に力を入れており、部活が午前四時間、講義が午後の二時間だけだ
「てか俺らだけー?跡部がきてないじゃん」
「白石も来てないな」
たわいもない話しをしていたら跡部が入ってきた
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