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ログ(ななまつ家)
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※ななまつ家
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※三之助ww








『構って、とは言えないけれど』






「さんのすけー、今すっごく機嫌いいなぁ」
最近、小平太はよく三之助のご機嫌取りをしている。
それは父親のささやかな夢である自分の子どもを抱っこをするという事に必死だからであった。
三之助はどうしてか小平太が抱こうとするとすぐに泣いてしまう。
泣かれるというのは父親にとっては悲しく、寂しい事この上ないものである。
滝もその事はちゃんと知っていたが、しかし…
「小平太さん」
「ん?」
滝は三之助と遊んでいる小平太の背中に向かって声を掛けた。
「どうしたの、滝」
小平太は振り返り、いつもの穏やかな笑顔で笑う。
「あ、いえ特に何にもないですが」
「何? どうしたかのさ」
「さ、三之助もそろそろお昼寝の時間ですから寝かせましょうか!」
「あ、そっか。もうそんな時間か」
「ほら、三之助。おいで!」
滝は三之助を抱くとベッドで連れて行こうとしたその時、
「そんなに慌てなくても。滝、もしかして三之助に構ってばっかだから滝が淋しかった?」
と小平太は言った。
「え?」
滝は思わず小平太を見る。
「あれ? 違ったの?」
「ち、違いますッ!」
「え、違うの?」
小平太はあえて言わなかったが、その時の滝の顔は真っ赤だったとか。







今日も七松家は平和です。






++++++++++
以上、三之助を可愛がってばっかの旦那にちょっぴり淋しがる嫁でした!
三之助、そろそろ旦那に気を許してあげようか^^
旦那が可哀想だしね。
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