拍手ログ

ログ(ななまつ家)
30ページ/34ページ

※ななまつ家
※三之助の成長日記










『最初の言葉』






1歳児ぐらいになれば子どもはやっと簡単な言葉を発せられるらしく、いろんなものに興味を示すようになると本にあったのに、と滝は思っただが、さてどうしたものか。
「ほら三之助、これは?」
滝は動物が沢山載っている絵本を三之助に見せる。
しかし、三之助はじーっと本を見つめるだけで本に触れようとも指で何かを指そうともしない。
「わんわん」
試しに犬を三之助の手で犬の所を示してあげるが、三之助はうー、あー、としか言わない。
「うーん」
滝は自分の時がどうだったかなど親に聞かなければわからないことだが、果たして三之助の発育はこれで順調なのだろうか。
個人差があると聞くし、あまり焦らない方がいいと思うが、やはり気になるもので。
「え? 三之助の言葉が遅いかもって?」
小平太が三之助と両手を繋いで遊びながらそう言った。
「気にし過ぎでしょうか」
「じゃあ、試しに三之助! パパって言ってみ?」
小平太が三之助に自分を指して聞くが、返ってくる反応はじっと見てくるのみ。
それから暫く小平太なりに奮闘するが、精々うーうーというぐらいだった。
「やっぱり個人差があると聞きますし、言葉はもうちょっとしたら喋られるかもしれませんね」
「そうかもな」
滝は三之助の頭を撫でる。
「滝、そろそろ晩ごはんにしろうか」
「はい」
そう言って二人で立ち上がろうとすると、
「まーまー」
と言う声がした。
ぴた、と二人の動きが止まる。
下を見えば逆に見上げている三之助。
「まーまー」
また声が聞こえた。
間違いなくそれは三之助から発している言葉で。
「三之助ぇええ! お前! 喋ったかのか!?」
「え、三之助もう一度言ってみて!」











今日のななまつ家、息子の成長に驚き隠せません。









++++++++++
私が最初に言った言葉は「たいたい」でした。
痛いって意味じゃありませんよ。
魚の「鯛」です^^
我ながら何故だろう…
めでたいとかそんな深い意味もなく口走ったらしいです。
釣り好きの父が魚の名前をずらずら言っているうちに真似たのかな?
とりあえず、おい私と父さんww
母もびっくりしたそうな。
後、どうでもいいですが、那楽は肉より魚派で刺身や寿司大好物です。
生物うまし!
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ