拍手ログ

ログ(ななまつ家)
27ページ/34ページ

※おめでとぉ、おめでとぉおおおお!
※新しい家族出来ました










『新しい家族』









「くっ…痛いっ痛いっ」
妊娠してから漸く出産予定日をを迎えようとした時、滝は急な腹痛に襲われた。
それは出産予定日から少しやや早い日の出来事だった。
もう陣痛が来たの?
思いがけない事態に滝は苦痛に苦しみながらもベットの傍らにあるナースコールに手を伸ばし、ボタンを押した。
時間は夕方。
小平太が仕事を終え、滝の様子を見に来るであろう頃だった。
丁度その時病院の駐車場に一台の車が止まった。
そこから降りてきたのは小平太だった。
ポケットに入れていた携帯電話が震え出す。
メールかまたは電話か。
小平太は携帯を取り出すと画面には目の前にある病院の名前があった。
どうしたのだろう?
小平太は通話ボタンを押した。
「はい、もしもし。七松です」
何の会話かはわからないが、小平太ははい、やそうですか、わかりましたと二、三言
言うとすぐさま病院へと向かった。
病棟に息を上がらせて走る小平太の姿がある。
病院内を走ってはいけない事はわかっている。
でも小平太は急いでいた。
早く行かなければならなかったのだ。
滝がいる、場所に。
小平太が進むとその先は分娩室だった。
何やら忙しそうにしている看護師や先生があちこちを行き来している。
小平太はそこへ近づくと一人の女の先生が
「七松さんですか?」
と急ぐように言った。
「あ、はい」
「すいません。電話でご連絡したように出産予定日が少し早まったんです。今から助産を行うのですが、お立会いしますか?」
「はい、お願いします」
すると、小平太は先生に連れられ一つの部屋へと案内された。
そこには陣痛に苦しむ滝がいた。
「滝っ」
小平太は滝の横へ行くと滝がちらっと小平太を見た。
「こ、へいた、さんっ」
「滝、しっかりしろ!」
ぎゅっと小平太は滝の手を掴む。
滝が苦痛に耐えながら、その傍らで小平太が呼びかける。
それから数時間後、大きな産声が聞こえた。










この日生まれた七松家の新しい家族は小さな男の子でした。











++++++++++
誰が一番悶々したかってそれは私だっ!←
書きながらニヤけたとか痛いって言わないで!
いやホント恥ずかしかった、うん。
他所で夫婦ネタを書かれる(自分を除く)方は本当に神なんじゃないだろうか。
というわけで妊娠ネタはこれにて完結です!
リクエストから生まれたネタですが、ここまで来たのは皆様のご声援あってこそだと思います!
ありがとうございます!
そんでもって、旦那と嫁おめでとううう!
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ