□公開
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「おはようございます」

サスケは、春野家に婿入りした。

元々、サスケには兄がいたので、両親は兄のことで手一杯。

サスケという、次男坊は、放置放題だった。

春野家の朝。

サスケは起きたら、まず、サクラがいるだろう、台所に顔を出す。

「おはよう、サスケ君」

にこりとサクラが笑う。

「あ、おはようございます。若。」

「あ、あぁ…おはようございます。」

サスケは、若と呼ばれていた。

なんとも慣れない、サスケは困ってしまっている。

「その、若って呼ぶの、止めてもらえないかな?」

「なんでですか?若。」

サクラと一緒に台所に立っていた、使用人の白雪はキョトンとした顔で答えた。

「慣れないし…第一、春乃組を継ぐのは、サクラだろ?」

「ですが、これは、会長がお決めになられたことですし。お嬢のお婿様なんですから。」

…若でいいと。

はぁ、と白雪やサクラにばれないようにサスケはため息をついた。










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