長らくご愛読くださいました、読者の皆様へ
久しぶりの更新がこのような形になりましたことを、まずお詫びいたします。Topページにありますとおり、当サイト『巡り巡りし生命の先は』は、2013年8月12日をもちまして、トップページのコンテンツを全て撤収し、閉鎖いたしますことを、ここにお知らせいたします。
突然このようなことを申し上げましたが、もちろんそれには理由がございます。
実は私、一昨年頃より、大型小説投稿サイト『小説家になろう』様にて、オリジナル小説『悪役令嬢後宮物語』という作品を発表していました。そちらが出版社様の目に留まり、今年八月に書籍出版されることとなったのです。
書籍となり、お金を払って私の文章を読んでくださる方がいらっしゃるようになる以上、私はこれからは素人ではなく、みそっかすではあるとしても、プロの一人であると心得ております。プロとなった以上はけじめとして、私の名前で版権に抵触する二次創作を続けることはできません。
もともと二次創作に著作権なんかないし、管理人名だけ友人に代わってもらって、私はこれからも書き続けようかな、とちらりと思ったりもしたのですが。そんなずるいコトをしてまで書き続けたところで、誰より書かれる本人たちが喜ばないだろうと、そう思うのです。
二次創作はあくまで、その作品に魅せられた一人のファンが、ひっそりと仲間内で楽しみ合うものと、私は定義していますので。
二次創作からは離れますが、私はこれからも、自分の書きたいお話を書き続けます。『遙か』シリーズで活躍したオリジナルキャラたちも、もしかしたら今後別の場所で、生まれ変わる日が来るかもしれません。彼女たちのことは、私も大好きですので。
文字を書くことは、私にとって子どもの頃からの趣味であり、息抜きであり、生きる気力であり……早い話、心臓が鼓動を打つのと同じくらい、私の中に習性として染みついている行為です。今の仕事を辞めることがあったとしても、物語を紡ぐことは、多分一生やめられないでしょう。
二次創作の他にも、オリジナルで書いている話が、私にはいくつかあります。その子たちをまとめて、新たに名前も変えて（名字オンリーになるだけですが（笑））、また別の場所に新しいサイトを開設する予定にしています。
準備ができたら、こちらにもリンクを貼らせていただきますね。
――本当に、長い間、主人公たちの物語におつきあいくださり、ありがとうございました。
ご縁がありましたら、またどこかでお会いできますと、嬉しく思います。
それでは。
2013年7月15日
サイト管理人、涼風 流季