巻第十八
雑歌下
933 世の中は
0934 いく世しも
0935 雁のくる
0936 しかりとて
0937 みやこ人
0938 わびぬれば
0939 あはれてふ
0940 あはれてふ
0941 世の中の
0942 世の中は
0943 世の中に
0944 山里は
0945 白雲の
0946 しりにけむ
0947 いづくにか
0948 世の中は
0949 世の中を
0950 みよしのの
0951 世にふれば
0952 いかならむ
0953 あしひきの
0954 世の中の
0955 よのうきめ
0956 世をすてて
0957 今更に
0958 世にふれば
0959 木にもあらず
0960 わが身から
0961 思ひきや
0962 わくらばに
0963 天彦の
0964 うき世には
0965 ありはてぬ
0966 筑波嶺の
0967 ひかりなき
0968 久方の
0969 今ぞ知る
0970 わすれては
0971 年をへて
0972 野とならば
0973 我を君
0974 難波潟
0975 今さらに
0976 水のおもに
0977 身をすてて
0978 君が思ひ
0979 君をのみ
0980 思ひやる
0981 いざここに
0982 わが庵は
0983 わがいほは
0984 あれにけり
0985 わび人の
0986 人ふるす
0987 世の中は
0988 逢坂の
0989 風のうへに
0990 あすか川
0991 ふるさとは
0992 あかざりし
0993 なよ竹の
0994 風ふけば
0995 たがみそぎ
0996 わすられむ
0997 神無月
0998 あしたづの
0999 人しれず
1000 山川の