俺屍小説

□10鼓動
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 周りの音が、何も聞こえない…。


 自分が立ってるのか、座ってるのかさえ分からない。



 分かるのは、やたら寒いって事だけ…。



 静かな世界に、一人だけ放り出された様な感じ。



 その静かな世界に不釣り合いな、自分の鼓動。



 頭に響くその音が、やけに耳障りだ。



 あぁ、もう。うるさい。



 うるさいのに…



 何か…酷、く…



 ね…むぃ…。



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