詩帳

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あなた様の素敵な置き詩
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12/17(Tue) 06:15

山吹 亜央

ぼくの だいすきな し と
きみの だいすきな し が
りょうおもい ならいいのに
ぼくは なんどでも
きみに かえってくるから
そのたび ぼくを つかまえて
そのめで ぼくを つかまえて

自信がなくて
君が夢中な僕が
いつも いなくなるんだ
君がすきだから
僕は ためいきをつく

君はいま 誰を見てる?
視線は一方通行
叶わない だからってよそ見なんかしない

ぼくに おとずれる し と
きみに おとずれる し が
かさなりあえば いいのに
ぼくは そのひまで
きみを おもっているから
それまで ぼくの そばにいて
それから ぼくの そばにいて

ひとりの夜に
僕が夢中な君が
いつも うかんでるんだ
ねむれない夜は
君の言葉を想う

君じゃない 誰がいたって
君の代わりにすらならない
叶わない だからって気持ち 閉じられない

きみが あるいてく し と
ぼくが おいかける し が
おなじものなら いいのに
ぼくは いつまでも
きみと つながっていたい
おもいでは ぼくと きざんで
きみには ぼくを きざませて


ぼくが さしあげる し と
きみが うけとめる し が
りょうおもい ならいいのに
ふたりの かんせいが
ひびきあえば たのしいから
やっぱり きみを はなせない
おねがい ぼくの そばにいて

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08/31(Sat) 23:59
絶佳
山吹 亜央

ありがとう 君に会えて
「元気になったんじゃない?」と言われた
ありがとう おかげ様で
僕は僕のための道を見つけた

この道のむこうには
君の家が
さらに そのむこうには
僕らの家が

すべては 同じ道で
つながっている


ありがとう 聞いてくれて
通い慣れた逃げ道はもう通らない
ありがとう 向かい合って
これからはもっと君を好きになる

この夏の 思い出は
終わらないよ?
だって このつながりを
誰が引き離せる?

どんなに 離れてても
君がそばにいる

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08/21(Wed) 00:22
いろまち
山吹 亜央

抱きしめたい きっと離れていく君に
伝えること もっと上手になれたら
抱きしめたい 今も笑ってくれますか
あの日の色は 今も覚えていますか…

思い出は 濡れ羽色 きれいだったよ あの頃も…今も…
懐かしい 出会った瞬間 心踊る詩が溢れていたね…

忘れてしまえば それも思い出で
この胸を包む やさしい痛みに
諦めようか それですべてが済むなら
この胸を突く 思い無視できるなら


詞にならない 偶然は いつの間にか 思いを越えて
教えてくれた 使い古した 永遠という言葉の意味を

あの頃よりは 少しわかってきたよ
昔みたいに すぐに泣いたりしないよ
相変わらず ドジなところもあるけど
忘れてないよ ふたり笑い合った夜は


君は忙しそうに この町で素朴な日々を送り
その姿はやがて闇に やさしい光を導いた…


忘れてしまえば それも思い出で
この胸を包む やさしい痛みに
背を向けようか それですべてが覚めるとすれば
この胸を突く 思いもそっと離れていくというのか

抱きしめたい そっと離れていく君に
伝えること もっと素直であれたら
抱きしめたい 今も笑ってくれますか
この町の色は ずっと覚えていてくれますか…

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08/14(Wed) 03:57
猫に願いを
山吹 亜央

午前参時
ベランダに出た
僕は空と にらめっこ

地上では 猫
お気にの車
特等席の屋根の上

どちらが先に
見つけるか
静かな闘いは 続く


なかなか だね
両者そろそろ
首が痛くなってくる頃

こんな都会じゃ
こんな時間じゃ
空が見えない これじゃ不利だ

不平不満を
吐き捨てる
僕を見て猫は 知らんぷり


僕も負けじと
背中を丸め
闘いももう もういいや

気づけば 僕は
地上の 猫と
珍しく会話が 弾んでいた

あまり多くを
求めるからだと
猫がたしなめ 首をかしげた


先に下りたは
地上の猫だ
「よいねこはもうねるじかんだ」と

えっ?マジ?一人!?
急に不安が
そのとき猫が 顔を上げた

つられて僕も
顔を上げた
白い 光線が
二つ見えた

猫にまんまと
してやられた
おいしい ところを
もっていかれた

猫に願いを
かなえられたのが
くやしくて もう
鳴きながら 寝た

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08/06(Tue) 08:15
悪魔の誕生日
山吹 亜央

あの日 生まれた 光に
私は私ごと奪われ

あの日 湧き出た 泉に
私は私ごと流され

今では すっかり
きらびやかな その光が
美しく青く澄んだ 泉が
在るべきものを
けした

ずっと 祈っていた
少女の約束
また逢えたはずの二人
果たされることなく
果てた

争いを愛しあって
あなたさえ 生まれなければ

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08/01(Thu) 23:59
山吹
山吹 亜央

あなたの色を借りて
私は今 生まれました
あなたに手を引かれて
歩いた道が 在りました
今は一人
似ている
この手
この足
この顔に
あなたが 在った明かしを
私が 継げるでしょうか

あなたの声が
聞こえるところへ逝きたい
違う?
あなたが 歩いた道が
見える ところへ往きたい
教えて?
私が 生まれた日が
あなたには もう 来ない

どこへ往くのでしょう
どこで逝くのでしょう

私が 在った明かしを
誰に 継げるでしょうか

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01/02(Sun) 00:53
鋼 鉄信


あなたを失い
想いを巡らす
幼き俺に
優しい微笑み

俺にとっては
初めての年
あなたのいない
寂しい時空

いずれは俺も
旅立つ道行
悔い無く笑い
逝きたい道行

だから今年も
足蹴いて生きよう
希望を持って
夢を描いて。

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04/10(Sat) 22:34
名残りの桜
鋼 鉄信


春の訪れを楽しませてくれた桜の花びらが舞う

春の街並を飾る
桜色の絨毯は
春の妖精達のヴァージンロードみたいだね

優しく 誇らしげに
それでいて何処かしら
切なく儚い名残りの桜

来年もまた
俺と出会っておくれな

名残りの桜を共に楽しむのは大好きな君と

二人で歩む桜色の絨毯
桜に紛れ桜色に染まった君に
俺の頬も心も桜色

想いは増すばかりに
名残りは尽きねど
感謝を込めて
桜よ今年もありがとう

また来春に想いを馳せよう
もっと君との絆を深めよう

桜色の絨毯を歩む
来春もまた
君と手を繋いで。

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04/03(Sat) 20:56
何故(なにゆえ) 桜
鋼 鉄信


何故惑う
朝陽に笑う
美しき桜
君の面影

何故嘆く
春風に舞う
優しき桜
君の歌声

何故遠い
夕陽に陰る
儚き花か
桜も恋も

何故切ない
暗い春夜に
散り逝く桜
想うは君よ。

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03/27(Sat) 21:32
桜微笑む恋物語
鋼 鉄信


それはいつ頃の事だったのか
もう誰も覚えていない
昔々の恋物語
季節も羨んだ
暖かな恋の物語

とある寒い寒い冬の国
出会った二人は
薔薇の王様と
朝陽の女王様

目と目が合って
言葉を交わして
二人はたちまち恋に堕ちました

二十日二十晩
甘い想いに心を震わせ
互いの温もりに身体を奮わせ
熱く 切なく
緩く 忙しく
呻き ざわめき
互いの香りを我が身に纏い
淫靡な芳香を撒き散らし
感高い咆哮を奏でながら勢いよく果てた 果てた
思いっ切り果てた

そして生まれた
可憐な桜のお姫様

人々は皆喜びました
春という季節の訪れを知りました
恋の素晴らしさを知りました

昔々の恋物語
桜舞い踊る恋の物語

あれから幾年経ったのだろう
今年もまた桜のお姫様達が可愛らしい微笑みを蓄えてるよ

この桜も あそこの桜も
そして大切な俺だけの可愛い朝陽である君も

桜の古木達に囲まれた陽溜まりの中で君と俺
固く抱き合う

幾つもの恋の季節を彩ってきた桜達よ
俺達の恋も祝福してほしい
俺達の愛も伝えていってほしい

未来 未来の
ずっと未来まで

朝陽輝く出会いの季節
桜微笑む恋の季節

俺達二人が結ばれた
春って季節の恋物語を。

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