゚+。REBORN-27♀。+゚

□テストのナゾ?
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季節は二月。



そろそろ3年生の卒業ムードも強くなってきて、当事者ではない1・2年生でさえも何だか物悲しくなってくる月だ。




しかしそんな折、忘れた頃にやってくるのが――









……学年末テストである。









「おい、ツナ」

「はいぃっ!?」


びくぅっ!!…と大げさな程のリアクションを見せて、ツナは慌ててリボーンを振り返った。

しかし、振り返ったツナの視線はあちこちに泳いでいて、何故かリボーンを真っすぐ見ようとはしない。


リボーンはというと、ツナのベッドに座ってじぃっと挙動不振なツナを見つめている。


「な、何、リボちゃん?」

「確か今日、学年末テストが返ってきたはずだな」

「んなっ!どうして知ってるの!?」


黙ってたのに!隼人ちゃんや武ちゃんにも、内緒にしてもらえるように口止めしてもらったのにーっ!!


冷や汗を流しながら、心の中で叫ぶツナ。


二人とも、ツナが『テストが返ってきた事は、リボちゃんには黙ってて』と頼んだら、快くOKしてくれたのだ。

それなのに何故、リボーンにテストの返却がバレてしまったのか。


「オレは何でもお見通しだぞ。ツナの心の声もだだ漏れだしな」

「え、あっ、読心術…!忘れてたぁぁー!」


あぁぁ、そんな初歩的な事忘れるなんて!と、ツナは頭を抱えてうなだれる。

そんなツナの目の前に近寄っていったリボーンは、ぷにぷにした小さな手をずいっと差し出し、口元で満面の笑みを作った。


「さ、いい加減諦めてテスト見せろ。恒例の『お楽しみ☆テスト反省会』だぞ」

「全然楽しみじゃないよ!うぅ……はい、テスト…」

「そーやって最初から素直に渡しとけ」


渋々と机から取り出されたテストを渡され、ざっと点数を確認したリボーンはツナをちらりと見る。



「…………………



無言で視線をそらすツナ。



「まず、数学。計算のケアレスミスが多いぞ、21点」

「うっ…」


「歴史。何で途中から解答欄を一つずらして書いてやがる?38点」

「気付きませんでした…」


「英語と国語。スペル間違いと漢字間違いが惜しいぞ、42点と56点」

「あ、焦ってたんです…」


ひとしきりツナのミスした箇所と点数を読み上げると、リボーンは軽くため息を吐いた。

ツナの失点の多くはケアレスミスしたものばかりなので、ミスがなかったら80点以上は採れているはずだ。
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