L=NOVEL=D
□‡都立ノーレドス学園高等部‡
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「では教科書43ページを開いて下さい。風降霊術の組み方の公式についてです。」
ネフティは教科書を開いた。
「(ほぉぉぉぉ!!????)」
あまりに複雑な内容にネフティは目が回りそうだった。
これがテストにでたらマズイ!
ネフティは死に物狂いで黒板の字をノートに写した。
しかしこんな状況の時にこそやってくる眠気。
「(寝るな!寝るな!)」
必死に目を開けるがもはや白目をむいている。自分がなんて字を書いてるのかも解らない。おまけに先生の話しはまるで子守唄。
「(ごめん。先生…我慢できない…)」
ネフティはペンを置いて眠りに着いた。
…ぃ…………ティ??……ネフティ!!
「はっ!!」
顔をあげると目の前にいたのは友人の椿。
ショートヘアで目が大きくてクリクリで見た目も細身で可愛い自慢の友達。
「掃除終わったよ??」
「うっそ!?」
周りに人は少なく椅子が乗っている机もチラホラ…。