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□朝の景色
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げしっ………


「………。(溜息)」







爽やかな朝。


小鳥が鳴く、目覚めの良い朝。







・・・・・に、したかった。






「はぁ…。おい…早く起きろ。」



「うぅ〜…もぅー……なははは…」



今、俺のベッドで心地よさそうに寝てる奴。





「おい…起きろよ。朝だぞ。…………あ…さ…」

なんで俺がコイツを起こさないといけないんだ?

「眠い〜」

そんな事を言いながら、布団をスッポリ頭までかぶってしまった。



「いい加減にしろよ。俺が起こしてやっているだけ感謝しろ。」

言いながら、布団をなつきから布団を奪った。



「いやぁ〜〜眠いの〜〜」

「最近、規則正しく生活してないからだろ?自業自得だ。」

最近何かにとり憑かれたかのようにずっと調べ物をしている。

検索履歴を調べてみたが、すべて消えていた。


こいつが何を調べているのかなんてのはどうでもいい。


問題は…

「学校に遅れるぞ。そろそろ行っとかないと先生がうるさいぞ。」

「先生ぐらいどうでもいい〜」
絶対に寝ると決め込んだのか…
先ほど俺が奪った布団をせっせと回収していた。

「はぁ…お前なぁ…。」
今までずっと一緒にいたため、 なつきの弱点は知っている。



幸い布団を、頭までかぶっていない為、やりやすい。





耳元に近づき…
「おい。起きないと襲うぞ?」

「きゃぁぁぁああああっっ!!!!」

勢いよく起き、顔を真っ赤にしなつきはルルーシュを見ている。


「起きないお前が悪い。」

「だからって!!」
まだ顔が赤い。しかも、なんだかもじもじしている。


「ふん。なんだ?本当に期待したのか?」

「ばっ!!そんなわけないでしょ!!!起きるから!着替えるから出てってよーバカルル!!」


なつきに枕を投げられ、部屋を追い出された。

(案外可愛い奴だな。たまにはこういうのもいいかもな。)




(2012.01.17)修正

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