短編夢
□はっぴぃ☆バレンタイン
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今日はバレンタインデー…昨日、頑張って作ったチョコを綺麗に包んで鞄に入れると…全力疾走で学校へ向かった
土曜日の学校は校庭から部活動の声が、校舎から楽器の音や歌声が響き渡る
そんな中を駆け抜けて行き、武道館へと急いだ
『左之助さんっ!』
「……どうした?そんなに慌てて」
武道館で練習を始めようとしていた左之助さんを慌てて呼ぶ。他の皆さんが来る前に、どうしてもチョコをあげたいという思いが強く、私が発した声はいつもよりずっと大きかった
『あの、これを…受け取ってもらえませんか?』
鞄から出したチョコを差し出すと、左之助さんが嬉しそうに笑って受け取り、私を抱きしめた
「ありがとな…俺のために作ってくれたんだろ?」
『はい。左之助さんに少しでも喜んでいただけたらと思って…それに、せっかくのバレンタインデーですから、どうしても左之助さんにあげたくって』
「……ったく、おまえは可愛いすぎなんだよ。」
左之助さんがそう言った後、甘く唇が重なった
はっぴぃ☆バレンタイン
(愛してる)(誰よりも…)
世界で一番キミが好き
終