短編夢
□誕生日おめでとう
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今日は大切な日だ
私たちの3分ヒーローが生まれた大切な…って時に3分ヒーローはダウンしてベッドで休んでいる
『…で?』
「だから!悪かったよ…」
『悪かった、じゃなくて理由を聞いてるんだけど?』
今日は哉太がびっくりするくらい盛大にお祝いしようと思って、ずっと準備してきた
錫也と料理を準備したり、羊くんのプレゼント買いに同行したり…月子と部屋の飾りつけしたり
なのに、なのに…!
「お前には、関係ねぇだろ」
『何よ!それ…彼女が彼氏の心配して悪いってゆーの?だいたいね、いつも喧嘩してるんだから、今日くらい穏やかにっ』
「はい、そこまで。哉太、心配してくれる可愛い彼女くらい…もっと素直になるべきじゃないのか?」
「す、錫也に言われる筋合いなんて…「哉太」
「……悪かったよ、心配かけて」
『もういい、哉太は喧嘩したいお年頃だもんね?』
「俺は!お前をストーカーしてた野郎を懲らしめてただけだ…」
『!』
「お前はストーカーに気づいてないみたいだったから…俺が決着つけに行ったんだよ」
『あ、ありがと…でも!せっかく哉太を驚かせようって、皆で準備したのに…哉太が倒れたら意味ないよ。3分しかもたないのに無茶するから…』
私のことを思って、ストーカーをやっつけてくれたのは…そりゃ嬉しいけど
そのせいで哉太が発作を起こすのは嫌だ
「そんな顔すんなよ…そりゃ、皆に祝ってもらうのは嬉しいけど…俺は、ケーキとかプレゼントとかより……お前から一言もらえるのが嬉しいんだ」
『かな、た…』
「だから、祝ってくれるか?」
誕生日おめでとう
(哉太!大好き)
(お、おぅ///)
(…まったく、人前でイチャつくなよな)
End.