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□幸せは突然やってきた
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隣のクラスのおさななじみがずっと好きだった。それだけ。


「ゆーとっ」


今日もやって来た、可愛いきみの少し高い声は、いつでもクラス中から注目を集める。
この瞬間、オレはクラス中から羨ましがられているんだ、きみは知らないだろうけど。


「なに?」
「国語の教科書っ、貸してくれない?」
「ちょっと待って、」
「ありがとゆーと」


にこっと笑うきみの笑顔は昔から変わらない。まるで花のように愛らしい(うわクサっ、オレキモっ、でもほんとなんだよーっ!)。

今日はそこに珍しく巣山が話しかけて来た。なに、こいつ狙い?いやいやダメだから。これだけは譲れない譲らない。


「なになに、栄口の彼女?」
「え、ちが(好きだけど、)」
「ううん違うよ、なりたいけど」


え、ちょっと待って今なんて言ったこいつ、あーそういえば小さい頃ゆーとのお嫁さんになりたいだとかそうじゃないだとか、いやいや何考えてんのオレ、いや今ほんと、何今の、聞き違い?


「ゆーとの彼女って絶対幸せだと思うんだあ、…だから」






唐突ハッピーエンド
(え、じゃあ付き合っちゃったり、…する?)









*勇人くん難しい
「ゆーと」って言わせたかった。


07/10/15(再07/11/13)

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