イチオリ1

□二人の距離
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そして放課後になり、 「さよなら〜黒崎君!」
井上のいつものあいさつ。でも俺は「おう」としか変えせなかった。



井上のカラ元気がまだ続いていたから…



井上が教室のドアからでていく後ろ姿が凄く淋しそうで俺の心がふるえていた。

(どうした?井上)











(一緒に帰ろうぜ)
















(なに悩んでんだ?)



心の中で浮かんでも口に出来ない俺の心

それは、俺と井上はただの同級生だから?

(違う…)

一緒に命を賭けて戦った仲だ。ただの同級生って訳じゃない。


(ならなぜ…)





今の一護に答えはだせなかった…










二人の心はまだ重ならない。重なるのはまだ先の話。




「おはよう黒崎君」
「さよなら黒崎君」
それが今の二人の距離

END
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