武装錬金
□ブソレン・アナザーストーリー
あらたなる宴
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カキン!
カキン!
カキン!
「くそ!速すぎだろ!素人何だから手加減しやがれ!」
「素人だからおもいっきり殺してやるよ!」
護はまだ武装錬金を扱え切れていないし少年も本気のため防戦一方である
(くそどうすれば…!そうか…なら任せよう…よし!)
カキン
少年の爪を護が弾く
「食らえ!全力インパクト!!」
ハンマーを出来る限り重くしてふりおろす
「甘いんだよ素人が!」
ザシュッ
少年は軽く避けると護を切りつけた
護の体に電撃が走る
「うわぁぁ!…くっ!はぁ…はぁ」
護はその場にしゃがみこんで動けなくなってしまった
「やっと殺せる…覚悟しろ…素人」
なともいえない黒い微笑みを浮かべながら爪を護の心臓の場所にあわせていく
護が急に少年に話だす
「お前…ひとつの物しか見えなくなるタイプだろ…意外と単純だな」
護はそう言うと少年をバカにするかのように軽く笑った
「お前…挑発とはいい度胸……!ぐあぁぁ!!」
ザシュッ
ザシュッ
少年は突然叫びだす
護の前を離れると少年のいた後ろにナイフを持った斗貴子が立っていた
「ちっ!致命傷にはならないか…護大丈夫か?」
「生きてますけど動けそうにありません…て言うか斗貴子先輩援護するはずなのにいつの間にか俺が囮になってて斗貴子先輩が止めをさす係になってましたよ。どういうことですか!」
「君達の戦いに入り込む隙間がなかったから隙が出来たら切りかかろうと思ってたんだ。あの戦闘のなかよくわかったな私がしようとしたことが」
「だってあんなにスタンバイ完了見たいな構えしてたからなら賭けてみようと思ったんです。そしたら大当たりだった見たいでよかったですけど。…武装解除」
パキン!
護はそう笑いながら言うと武装解除して核鉄を斗貴子に渡す
「本当は…怪我している女の人に戦わせたくないんですけど動けないんで…ごめんなさい、あとお願いします」
「あやまるな護、あとは私がやる君はしばらく休んでいろ、あとこのナイフを持っていろいざという時のために…武装錬金!!デスサイズの武装錬金バルキリ―スカ―ト」
四本の可変式のデスサイズを足につけた斗貴子
「ふん…それがバルキリースカートか…俺の本気の高速戦闘についてこれるか!」
少し狂い気味の少年は斗貴子を挑発する
「言いたいことはそれだけか化け物なら行くぞ、臓物を…ブチ撒けろ!!」
ヒュッ
言い放つと突如斗貴子が消える
「消えた!違う上か!」
カキン
斗貴子の二本のデスサイズの攻撃を何とか受け止める
「よくわかったなだが…臓物をブチ撒けろ!」
残っていた二本のデスサイズで少年の腹に攻撃を仕掛ける
ザン、ザン!
浅いが少年の腹に二撃入れる
「くぁ!くそよくも…くっ!」
斗貴子は間発入れず攻撃を仕掛ける
「高速戦闘は貴様だけの物ではない!喰らえ!」
斗貴子は一気に止めを刺そうと攻める
「なめるんじゃない!しったぱが!」
ヒュ
「消えた!…後ろ!」
「遅い!喰らえ!」
カキン
ドスッ
「くあっ!」
爪の攻撃はバルキリースカートで防いだが次の一手の蹴りをまともに脇腹に食らう
「痛っ!くっそ…骨が…」
斗貴子のひびの入った骨が折れてしまった
「お前が肋骨を痛めてるのは知ってたから攻めさせてもらったよ。弱いところを攻める、これ戦いの常識だしね。さて…いい加減終りにしようか」
少年は最初のようなふざけた笑みを浮かべて苦しんでいる斗貴子に向かっていく