ミックス1
□手紙・拝啓未来の私へ
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〈拝啓未来の私へ〉
井上織姫14歳
こんにちは、いやこんばんは、もしかしたらおはようかな?
わたしは14歳のアナタです。
未来の私に手紙を書くなんて今見ているアナタは馬鹿みたいって思うのかな?できればそうでないことを祈ります
私はいまとても苦しんでいます。
周りには言えないけれど未来の私になら言えるかもしれないと思い手紙を書いています
嫌かも知れないけどどうか聞いてください
ついこの間お兄ちゃんが亡くなりました。
私と始めてケンカをしたその日に事故で亡くなりました。
悲しくてうちひしがれて一人で泣きました。
自分の人生を呪うかのように。
それでも日は登り一日が始まる
学校にいくと上級生にイチャモンを付けられたり暴力をふるわれたりします。
先生達は見てみぬふりをしています。例え私が何処かに傷があっても何も気にしないくらいですから
同級生はやはり上級生や周りの目がきになるのか助けてはくれません
でも最近有沢さんという人が私を上級生から助けてくれました
でも彼女だって気まぐれで私を助けたのかもしれません。
そう思うほどいま私は人を信じられなくなっています
未来のアナタはどうですか?
できれば人を信じられるようになっていて欲しいです。
そして学校が終わり部屋に帰るとまた一人ぼっち
学校でも一人ぼっちだけど周りに人がいるからまだいいのですが部屋に帰ると本当の一人ぼっちになります
暗い室内、話声のしない室内、何事も一人でしなければならない淋しさ
私は時折部屋のすみでうずくまり、そのまま私が消えてなくなればいいのにと思ってしまうときがあります
未来のアナタはそんな私を見て笑いますか?
それとも怒りますか?
それとも共感しますか?
出来るなら怒って下さい。
間違っても共感なんてしないで下さい。共感したら私が何も変わらなかった事になるんですから
私は家族を失い、学校では生徒にイジメられ、先生たちには見放され、部屋に帰ると一人ぼっちの恐怖に襲われる
誰か助けて!と叫びたくなっても叫べないし元より助けてくれる人何ていません
未来のアナタに聞きたいです。
私はどうしたらいいんですか?
今は必死に堪えています。
でも私今にも泣きだしたくて、
いろんなものに負けそうで
この世界から消えてしまいそうな私は
どうしたらいいんですか?
誰の言葉を信じて進めばいいんですか?
でも…教えては欲しいですが未来のアナタには無理ですから…
自分で探すしかないんですよね。未来のアナタがそうしたように…
色々愚痴を聞いてくれてありがとうございました。
これからどうなるか分からないけどなんとか生きていこうと思います。
そして最後に。
この手紙を読んでいる未来のアナタが幸せなことを願い祈っています