イチオリ1
□大好きな友達へ
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俺と井上…
最初は他人で
次に知り合いになって
次に大切な仲間になって
次に大好きな友達になった…
次は……
大好きな友達へ
「…はぁ…」
俺は今凄く緊張している
何故かと言うとこの天気のイイ日曜日に井上を河原に呼び出したからだ
告白するために…
しかしいざ覚悟したが緊張はやっぱり…する
井上を異性として好きと気付いたのはつい二日前に井上が石田と一緒に帰っているのを見てからだ。
石田と楽しそうに話てる井上を見て…
心臓を何かに捕まれてるんじゃないかっていうくらい胸が痛んで…
なぜか目から涙が出そうにもなって…
慌てて人影が無いところまで走っていた。
人影が無いところにたどりつき息切れをしながら頭の中でぐるぐるグルグルこの痛みと悲しみの答えを探していた
たどり着いた答えは…
井上を好きなんだという結論だった
普段から井上のことで頭の中がもやもやしていた。しかしそれが何なのか俺は気付いていなかった。
だから何かきになる友達くらいにしか考えてなかった…でも違っていた
本当は井上が好きなんだと…
今思えば井上が他の男といるとイライラするし
井上が俺に笑いかけてくれると凄く嬉しかった
だから他の男に笑いかける井上を見て…あんなにも悲しくなったんだ
『俺は…井上を…』
全ての答えを出して俺のとった行動は…井上を河原に呼び出すために電話をしていた
『ガチャ…はい井上です』
『…もしもし、く…』
『く、黒崎くん!どうしたの!?何かあった!?』
『早!てか俺まだ名のってないのによくわかったな』
『そりゃ〜黒崎君の声を忘れるわけがないじゃない!…で、どうしたの?何か私にごようでも?』
『えっと…井上…あの…』
なかなか誘えない俺
(いざ誘うとなると緊張するな…)
『?どうしたの黒崎君?』
『えっと…さ…散歩しないか井上…』
『散歩?うんいいよ!今日天気良いし絶好のお散歩日和だもんね!』
緊張している俺にまったく気付いていない井上
『じゃあ…昼の二時に河原に集合でいいか?』
『うん、わかった。』
『それじゃまた後で』
『うんまた後で』
電話を切った後あまりの緊張で俺は床に座り込んでしまったのは…まぁご愛敬だ。