武装錬金

□ブソレン・アナザーストーリー

あらたなる宴
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「…………ハンマー…だよな?…これが俺の武装錬金…」



護の目の前に打撃面が片方が平なもう片方がとがっているハンマーが現れる



「………」



「どうした?今更おじけついたか?まぁ無理も……」



「…やべ!カッコいい!流石は俺の武装錬金!」



「この…バカ!」



何とか起き上がってきた斗貴子に後ろからおもいっきり蹴られた

ブソレン・アナザーストーリー

あらたなる宴

第三話
新たなる幕開け




「斗貴子先輩…おもいっきり蹴りすぎ」


護は斗貴子の容赦ない蹴りのせいで地面にはいつくばっていた


「黙れこのバカ!あれほど逃げろ言ったのに戻ってくるしあまつさえ武装錬金してカッコいいだ?お前はカズキか!」

さっきまでやられて倒れていたとは思えないほど斗貴子は元気だった

「だって…カッコいいだもん」

斗貴子に聞こえないほど小さな声で護が反発しながら起き上がる



「…で、漫才は終わった?なら攻撃し始めるけど」

少年な律儀にずっと待っていた

「よ〜しバッチこい!」

ヤル気満々の護


「ちょっとまて!お前戦いなんてしたことないだろ!」

斗貴子が当たり前のツッコミをする


「…武装解除しろ、後は私が…」

しかし護は解除しない
「俺は怪我してる女の人を戦わせるほどろくでなしじゃないんで…やっぱり俺が戦います」


「!…気付いてたのか」

「明らかに痛そうな呼吸の仕方してたから…多分何処か骨を痛めてるはずです」



「当たりだ…恐らく肋骨の何処かにひびが入っているだろう…だがこれでも私は戦士だこれぐらいどうということはない」


そう言うと斗貴子は戦闘体制に入る


「核鉄は君が使え私は君を援護するなんとしても奴を倒すぞ」

「ふぅ…斗貴子先輩は頑張り屋さんですね。無理はしないで下さいね。」

「それはこちらのセリフだ」

お互い納得して戦うことにした

すると突然剛太の声がする

「先輩!これを!」


ヒュ!


パシッ


「ナイフ…ありがとう剛太…大丈夫か?」


「骨を二〜三本イッてるみたいです。すみません…あとお願いします…」

そう言い残すと剛太は気絶した


「剛太!……どうやら本当に私達がやられたら終りのようだ。戦団に連絡したのならもう暫くすれば援軍が来るはずだ。せめてそれまでもたせなければ…」

「なに弱きになってるんですか斗貴子先輩、俺達で倒しますよアイツ、ね?」

斗貴子に笑顔を向けながら言い放つ

その顔に恐怖や緊張の影はなかった

「あぁ…そうだったな」

(初めての戦闘だといいのにこの落ち着きは異常だ…それほどまで此処を守りたいのだろう。本当にカズキに似ている)



「さてお互い戦闘体制が整ったみたいだしいい加減…殺らせてもらうよ」


そう言うと一気にこちらに駆け寄ってきた

「護!来るぞ!」


「うぉおおお!!食らえぇ!」

カキンッ!!


「ふん、そんな素人の攻撃で俺を倒せると思うなよ!」


護の攻撃をなんなく爪で受け止める少年


そしてすぐにハンマーを払い除け護に攻撃しようとする


「そんな鈍重なハンマーじゃ俺の攻撃についてこれないぜ!死ね!」


護も防御が間に合わないと思ったしかし…

カキンッ!

「なに!」

「あれ?間に合った」

本人も驚くほど意外だった。誰もが間に合わないと思っていたからだ

「くっ!しかしマグレはそうつづかないこれで終りだ!」

そう言い一気に連打をしてくる

しかし…


カキンッ! カキン!

カキン! カキン!


全て護に受け止められてしまう


「なぜだ!お前の何処にそんなに鈍重なハンマーを速く動かす力が!」

素人に自分の攻撃を全て受け止められて焦る少年


「そっか…そういうことか…これの使い方わかったぞ!こいつ俺が思えば重さが変わるんだ!軽くもなるし重くもなる攻守に使えるようになってるんだ。武装錬金ってスゲー!」

護はオモチャの遊び方を知った子供のようにハシャギだした


「…なるほど道理でお前見たいな素人に受け止められるはずだ…だがお前は俺のプライドを傷を付けた…もう容赦はしない!…エレキチャージ!!」


少年は笑顔を消して爪に力をため始める


爪に電気がどんどん貯まっていく



「エレキショックジャッジメントより威力は無いがこの爪で切り裂けば一時的に電撃で相手を止められる…止まった最後この爪で心臓をえぐりとる…お前に見せてやるよお前の身でな!」

明らかにさっきよりスピードがあげて護に遅いかかる
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