リクエスト1

□嫉妬心と恋心
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恋次のざれごとを軽くスルーして井上に真相を確かめる

「で…井上と恋次は何してたんだあんなとこで、それ以前はいったいなにを…」


井上はなぜか恥ずかしそうにモジモジしながら恋次をチラチラ見て言うべきかどうか確認している

恋次から初めからOKがでていたので仕方なく話す気になったようだ


「二人とも…笑わないよね?わたしが変なこといっても笑わないよね?」


「え?あ、あぁ笑わないよ、な、ルキア」


「あぁ笑わないぞだからズバーンと言ってくれ」


「うん、あのね私アンコが大好きなんだ。二人とも知ってるだろうけど。だから甘いものを食べ歩く趣味がございまして…ある日食べあるきしてたら目的のお店で偶然恋次君にあって…そしたらなんと恋次君があんみつご馳走してくれて…三杯ほど食べてたのに全部お金だしてくれて…さすがに悪いと思って今度は私がご馳走するからって、そしたら恋次君がそれも悪いからって後日またご馳走してくれて…それを繰り返し繰り返ししてて…現在にいたります」


へっ?



それだけ?


二人の秘密…それだけ?何処に隠す理由が…


「…井上ひとつ聞きたいのだが…」


「なぁに朽木さん」


「なぜ秘密にしていたのだ?そのことを、秘密にする理由がわからんのだが…」


どうやらルキアも俺と同じ疑問にたどり着いたようだ。まぁあの話じゃそうなるはな。


「何でって言われると…えっと…その……しいから…」



「井上聞こえん」




「だから…は…恥ずかしい…から」




「「………は?恥ずかしい?」」

本日四度目の俺とルキアのハモリを綺麗に決めた


「だって…話したら…あんみつ三杯食べたの知られちゃう…から、だから恋次君に黙っててって言ったの」


俺は一瞬井上が何を言ってるのか分からなかった。だって昼飯にアンコと食パン一斤食べてるのに恥ずかしいって…
だがよくよく考えたら井上も普通の女の子なんだ。食パン一斤食べててもやっぱり大食いしてることなんて人には知られたくはないだろう。


顔を赤らめて照れている井上を見てたら俺の中の嫉妬心は跡形もなく消えていた
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