リクエスト1

□嫉妬心と恋心
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「よう、遅かったな」

公園に着くと恋次が先にきて待ち構えていた

「恋次…」



「とりあえず単刀直入に聞くが、あそこで何してたんだ…二人で」


「それは…その」



さすがにサラっと尾行してましたとは言えず…


「ルキア、お前はどうなんだ。こたえられるか」


「…私は……」

ルキアもどうやら尾行をしていたことを言うのはためらっている模様で…


「チッ、マジでヤッてたんじゃないだろうなお前ら。」



「「違う!絶対シテない!」」



「見事にハモってんじゃねぇよ…」










しばらく沈黙が続き嫌な空気が流れ始めていた




しかしその空気をルキアが壊した


「……貴様が」


「あぁ?何だよルキア」


「貴様がいけないのだ恋次!!」


いきなり大声で怒鳴り出したルキアに俺と恋次は驚いた


「前々から貴様と井上が二人で何処かに行っていた。しかし貴様行き先も何をしていたかも何も教えてくれないから…だから…だから…色々…心配に…」

あの強きなそしてある意味ツンデレなルキアがよもや泣きそうである


これにはさすがの恋次も困惑気味だ

「ちょ…おい…ルキア」

「うるさい!喋るな!変眉赤パイン副隊長殿!」

なかば逆ギレしながら泣き始めるルキア


「ちょ…キレるの普通俺のほうじゃねぇ?だってお前ら…ホテルの前にいたんだからさ」

しごく当然の反論をする恋次

まぁそのせいで俺とルキアは呼ばれたわけだし



しかしこのままほっとく分けにもいかないし自分の誤解も解きたいので少し恥ずかしいがすべて話すことにした


「はぁ…仕方ねぇ、恋次…あんまりルキアを責めんな。事情は俺が説明するから」


「一護…わかった。それで?どんな事情があってあんなとこにいたんだ?」


「まず断わっておくが俺とルキアはホテルに行ってないし二人で行動してた分けでもないたまたまホテルの前でぶつかってお互い話してただけだ。」


「それを信じろ…と」

「あぁ…それで何で俺達が出会ったかは…恋次お前らが原因だ」

「俺…ら?」


「あぁ、ルキアはお前と井上が二人で何処かに行っているのをなにも話さないから不安になって尾行してたんだ。」


全てを説明しなかったがこれだけ言えば分かるだろルキアが何を心配しているかを


「なるほど…な……で、一護お前は?」


「え!?」


「いや‘え!?’じゃなくて…何であそこにいたのか説明しろよ」

くっ…ルキアの説明さえしとけば恋次は納得すると思ったのに…



さすがに本人目の前にして‘恋次に嫉妬してました。だから尾行してました’とは言えないし…



「いや…俺は…」


「俺は?なんだ一護はっきり言えよ」


「…いやあの辺に用事があって…だから…あそこにいたんだ」


「本当か?」


「あぁ…ほんと…」


「何嘘をついている一護、貴様も私と一緒だろ」

急にルキアが話しに割り込んできた。いつの間にか泣きやんでいる

おいおいルキアさん何を…




「貴様も井上と恋次が仲良くしていて色々心配になりストーカーまがいの行動にでたのだろう。しかも恋次に嫉妬もしているだろうが」

あぁルキアさん…なぜすべて話すんですか


この事により俺の発言は完全否定された


「お前ら…まさか俺と井上に…嫉妬…っていうか焼きもちやいてるのか?」



「「な!?…ああそうだ…悪いか!焼きもちやいて!」」

余りに当たり前のようにいわれたので軽く開き直る俺とルキア



「だからハモッてんじゃねぇよ……っていうか……プ、フ…フハハハハ!クッ…クッ…フハハ!ア〜ハッハ!あ〜腹いて!…お前ら馬鹿だろ?俺と井上がなんとかなると心配してたのかよ。まず有り得ねぇだろ」

俺たちの考えをさも有り得ないようにいいはなつ恋次


「お…お前だって男だからどうなるか分からんだろう!なぁ一護!」

「そうだ!そうだ!ルキアの言う通りだ!」

「一護てめぇなんでルキアの後ろから言ってんだよ……だから俺と井上はそんなんじゃ…あぁめんどくせぇ!お〜い井上!説明頼む!」

恋次が突然井上を呼んだ

しかし井上は何処にも…



いた…恋次のちょうど後ろにある木の陰からしぶしぶというか恐々しくでてきた

「「い…井上」」


「…ごめんね二人とも心配…させちゃって」

井上このうえないほど申し訳なさそうにしていた

「井上のせいではない!悪いのは全部あの変眉赤パインだ、だから気にするな井上。」


「そうだ井上は全然悪くねぇ悪いのはあの変眉赤パインだ気にすんな井上」


「一護、ルキア、お前ら取りあえず殴らせろ」
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