黒き力と白き力

□僕と君の物語第二話
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「キミ大丈夫?けがしてない?」


「え…あ、だ、大丈夫…」

呆気にとられている俺を無視してマイペースに質問してきた

「キミさっき鬼道打ってたよね?でも死神じゃないみたいだけど」
「死神に教わったから…て、キミこそなにその…ケイタイ?火が…」


「あぁこれ?私の相棒のケイくん。凄いんだよ〜」


「お初にお目にかかる携帯電話のケイだ以後宜しく」


「よろしく…」


「あ!自己紹介まだだったね。私井上奈美香よろしくね」


「よろしく。俺は竜野和喜だ。」

なんて和気あいあい?としていたら倒したと思っていた虚がすぐ近くまで来ていた

「井上さん後ろ!」

「え?…くっ死んでなかったの!フャイヤ―ショ…きゃ!」

井上さんは虚になぎはらわれて吹き飛ばされた


「くそ!よくも!くらえフャイヤ…あれケイくん?」

ケイは吹き飛ばされずに俺の近くにいた

「すまない奈美香私は飛ばされなかった」

「そっかケイくん無事でよかっ…て良くない!私ピンチ!」

虚どうやら俺より無防備な井上さんを狙っている

「くそ!たすけなきゃ!でも衝は効かないしどうすれば…」

悩んでる間にも虚は井上さんに近付いている


「衝が効かないなら…さらに強いのを打つまでだ!…集中…集中…集中…」





「ケイくん!早くこっちに!」


「すまない奈美香そっちに行くまでエネルギーがもたない」


「そんな!」


「心配するな和喜がなんとかしてくれる」


「だって彼の破道弱い……」



「集中…集中…よし!…破道の四‘白雷’」
ヒュン


ドォン!


「グォォォオ!!」

見事虚の仮面に命中し、虚を撃破した


「はぁ…はぁ…やった」

余りに疲れていたためにその場に寝転んだ


「お疲れ和喜よくやった誉めてやるぞ」



「ありがとよケイ」


携帯電話に誉められるのもなんかしゃくだが今は素直に誉め言葉を受け取っておくことにする

「だいじょ〜ぶ?」

飛ばされていた井上さんも心配して俺の近くに寄ってきた

「俺は大丈夫。井上さんも大丈夫そうで良かった…」

そう笑って言った

(うわぁ笑うと以外と可愛いなぁ顔も以外といいしちょっとタイプかも)

「うん助けてくれてありがとう和喜君。…そうだ!学校に急がなきゃ!遅刻しちゃう!」


「学校……あ!やべ!今日転入初日なのに遅刻だ!でもどうしよ、学校の場所分かんねぇ…」


「学校ってその制服空座高だよね。だったら私と同じだよ一緒に行こっか?連れてってあげるけど」

「ホント!やった!お願いします」




「それじゃ改めて自己紹介しようか。私は井上奈美香です職業は高校生兼退悪師よ。よろしくね和喜君。それから私のことは奈美香って呼んでくれるかな。その方が学校で混乱しなくて済むから」

「それじゃこんどは俺の番だな。名前は竜野和喜、職業は高校生兼死神補佐…かな、呼び方は和喜でいいよ。よろしく奈美香」


そうお互いに言葉を交しながら学校に向かった




この出会いがやよいと出会ったことと同じぐらい意味の有ることになるとは今の俺は知らない






光りは月に出会った



光りは太陽にも出会った


しかし選べるのはひとつだけ


選ぶのはまだ先のお話


第二話END
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