黒き力と白き力
□ぼくと君の物語第一話
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「さて、何処にいこうかな」
町内MAPを片手に家を出たはいいがここ空座町に来たことは一度も無いし寧ろ日本にいた時の記憶が無いのだ
何故記憶が無いかは分からないが九歳の時になくしたらしい…ちょうどその頃母親が亡くなったらしい…
「まぁ無難に学校でも行ってみるか。いまが南川瀬で学校が…学園町…うわぁ、家と学校が一番端にある…結構遠いな」
そう言いながら歩きだした
暫く歩くと…
「おっ!公園があるな此所で一休みするか…名前は…空座ふれあい公園…ずいぶん安易なネーミングだな」
もし…ここに来なければ俺の記憶も運命の歯車も狂うことはなかったかもしれない…