リクエスト1

□彼方のとなり
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「で、井上具合い大丈夫か?」

黒崎君はそう言いながら私の横の空いてるブランコに座った


「う、うん!歩いてるうちになおっちゃった!」

「そうかならよかったけど……」



「………」



「………」


…何故か沈黙…




(なんか黒崎君の様子が変だなぁ?何かあったのかな?)

そんなこと思っていたら黒崎君が急に話しかけてきた


「なぁ井上…今日ってさ…」



「うん」



「井上の誕生日…だよな」


「え!?…そ、そうだよ!」

急に黒崎君からの誕生日の話題

(私の考えを読み取った?黒崎君って超能力者!?)
またしてもパニックになり始めた私


「実は、さ…井上が心配できたのは本当何だけど…もう一つ用事があって追って来たんだ」
そう言うと、少しパニックになってしまった私に小さく和風なラッピングをした箱をさしだしてきた

「これは……」
私は黒崎君を見つめる

「えっと…その…俺からの誕生日プレゼントだ。…受け取ってくれねぇか?」

「私…に?」

「目の前に井上さんしかいないんですけど…」

そう言ってわたしに箱を渡した

「えっ…その…あ、ありがとう…」

まだ少しパニックだったのと私の願い通りになったので驚いてちゃんとお礼が言えなかった
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