リクエスト1
□彼方のとなり
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そう思っているとたつきちゃんに声をかけられた。
「ちょっと織姫大丈夫!?顔色悪いよ」
(ちょうどいいかも…)
「ちょっと具合い悪い…」
「ちょ、ホント大丈夫!?」
「ごめん私今日はもう帰るね…先生に言っていくから…じゃあね」
そう言ってそそくさと教室から出た…
正直具合い何て悪くない、だけど…あのまま教室にいたくなかったからウソをついてしまった…
そして今、家に一人でいると暗くなってしまうので家に帰らず近所の公園のブランコに座っている。
「なんか淋しい…」
結局私は誕生日なのに一人ぼっち…
黒崎君に祝ってもらう処か自分から一人になってしまった。
…やはり一人になると変な考えばかりしてしまう。
(黒崎君ってやっぱり朽木さんのことが好きなのかな…)
(私って黒崎君にどう思われてるんだろ…)
(やっぱりただの友達かな、それとも仲間かな…)
(少しでいいから私の方にも向いてもらいたいな…)
そんな考えをしていると不意にあることを思い付いた。