リクエスト1

□彼方のとなり
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二人が付き合っているとかそんなんじゃない…

ただ…黒崎君の世界を変えたのは朽木さんで…




黒崎君を元気にしたのも朽木さんで…



そんな二人を私はただ見ているしかなかったから…


でも…今日くらいはそんな二人をみたくない、ナゼなら今日が私の誕生日だから…



「井上誕生日おめでとう、これは‘ぷれぜんと’だ」

朝、教室に入ると一番に朽木さんが来て私にプレゼントをくれた


「ありがとう朽木さん!…あけてもいい?」

「あぁ、いいぞ!」


何かと思ってプレゼントの包みを開けてみたら…

「綺麗…ありがとう朽木さん大事に使うね」


入っていたのは綺麗な巾着袋だった…
(でもなんで巾着なんだろ)

少し疑問に思ったが、朽木さんからのプレゼントなので特に考えずに受けとることにした



「気に入ってもらえたようで嬉しいぞ」

そう言うと朽木さんは自分の席に戻って黒崎君と楽しそうに話だした


(やっぱり今日も…か)


黒崎君と朽木さんの席は私の後ろでならんだ席である、だから二人の笑い声が聞きたくなくても聞こえてしまう…

(いつもどうり気にしないように…)


そんなこと思っていたら始業のベルがなり響いて一時間目がはじまった
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