宝物

□既成事実
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*カイウス+エミル+キール×リッド(マイソロ設定・会話文)




「カイウス、大丈夫? さっきから難しい顔してるみたいだけど」
「エミル、……あ、あのさぁ、俺ちょっと気になってる事があってさ…」
「どうしたの? 悩みがあるなら僕聞くけど…」
「悩みっつーか、……ちょっと言い辛い話なんだけど、内緒で聞いてくれるか?」
「うん、いいよ…?」



「あのさ…、リッドとキールって…付き合ってるんじゃないかって思うんだけど、どう思う…?」
「付き合う…?」
「“恋人同士”って意味だよ」
「えぇっ!? まさかっ、でもどうして!?」

「こないだ廊下で、二人がキスしてる所、見ちゃってさ…」
「ええぇーっ!? キスーーー!?」
「ばか、声デカイって!」
「ご、ごめん…でもそれほんとなの?」
「ああ、間違いないって! 確かに俺見たんだ!」

「…でも、やっぱり信じられないよ…あの二人いつも喧嘩ばっかりしてるし…」
「俺も初めは冗談だろ、って思ったんだけど。…リッドはキールにしがみついて泣いてたみたいだったし…」
「泣いてたの!? リッドが?」


「――僕たちが何だって?」
『――ッ!?(うわぁぁっ!!?)』

「キール…っ、リッド…!!い、いつからそこに…!?」
「たった今だよ。俺たちの事話してるのが耳に入ったから気になって……って、どうかしたのか?んな慌てて…」

「えぇーっと…これは、その…っ」
「あ、あの…っ、二人って…付き合ってるんですか…!?」
「へっ?」

「だって、カイウスが……その、」


~~~(説明中)



「あ〜…あの時、か」
「覚えがあるんだ…!?じゃあ、やっぱり…」
「――ちょっと待て、僕たちはキスなんかしてないぞ?」
「え、でも…今、」
「そうだよ!それにリッドの事壁に押しつけるみたいに顔くっつけてたし!」

「あれは…“目にゴミが入った”からキールに診てもらってたんだよ」

『え……?』

「今の話からすると…、カイウスの位置からはリッドの姿が僕の影で死角になっていたせいでそういう風に見えたんじゃないか?」
「――ま、そういう事らしいぜ?」



(去っていく二人と残された呆然とする二人)

「……なぁ、エミル…」
「…あの二人って…」
「…やっぱ付き合ってるよな」


~~~


「んっ…、ちょ、…っと…待てって、キール……次に見つかったらもう誤魔化せねぇぞ…っ」
「……別に嘘はついてないさ。あの時お前が『目が痛い』と言ってきたのは本当だろう?…僕はただ、実際に行ってもいない事で妙な誤解をされるのは本意じゃないだけだ」
「…よく言うぜ」


end.

**

カイウスとエミルはお友達です。
ネタ程度なので会話文のみです。
口調とか分かり辛かったらごめんなさい。
ありがとうございました!


2012.2.25

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