宝物
□明日、晴れたら
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「わりぃ、ロイドくん…。俺さまどうかしてたわ…」
ガシガシと頭を掻きながら謝罪の言葉を口にするゼロス。
ロイドは少し悩んだ後、おずおずと口を開いた。
「……明日…は?」
「へ?」
「…俺、明日は特に予定ねぇし、ゼロスと一緒にいたいなーと思ってたんだけど。もし、晴れたら…」
一緒に出かけよう。と視線を逸らしながら照れた様に言う、ロイドからの精一杯の意思表示。それが堪らなく愛しくて。気付いたら思わず抱き寄せていた。
「っ、ハニー、愛してるっ!!」
「バカッ!!声がデカいって…!」
雲の合間から光が差し込んで、もうじき雨が止むであろう事を知らせてくれていた。
end.
*―*―*
後書き
まず、ここまで読んで下さってありがとうございます。
りなちゃんのリクエスト小説『甘々なゼロロイ』
…ちゃんとお題に沿ってるでしょうか?ねぇ、コレ甘い?甘いって何??
マイソロ3ネタにしたんですけど、時期的にはゼロスが入ってちょっとした頃ぐらいに、彼が『俺さましんどい〜心の栄養が足りな〜い』とぼやいていたのを見て、そこから悶々しながら出来た話だったり…笑
船内は結構子供多いし、しかも同室にはクラトスいるしで、なかなか二人っきりの時間取れなかったんじゃないかなー…とか。ホラ、ロイドくん人気者だし!それで、ゼロスは不安とか不満とか、まあ大人の事情というか…(以下略)。
…後書き、長いですね〜!もはや解説と言っていいものやら…。
希望に沿えてるか分かりませんが、よろしければお受け取り下さいv
ありがとうございました!
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おまけ→
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