第14弾
『意味はともかく』

岳人「ことわざなんか、イマドキ使わねーよな。覚える意味わかんねぇ」

日吉「そんなことありませんよ。小説読んでれば出てきますしね」

岳人「どーせ俺は読書なんかしねーよ!……くそくそ、小テストなくなんねーかな」

日吉「潔く諦めて覚えてください」

岳人「意味とか、感覚でわかってても説明できなくね?」

日吉「……意味ごと丸暗記すればいいでしょう?」

岳人「それが難しいって言ってんの!……『三つ子の魂百まで』とか、なんかホラーっぽいイメージがあるじゃん。正確な意味よりそっちのイメージの方が強いだろ」

日吉「…………俺もそれは呪い的なイメージがあります」

岳人「お前……けっこう話せるのな」


向日が日吉に親近感を持った瞬間。


20090120

意味:子供の頃の性質は一生変わらない

でも、なんか、響きがまがまがしい……

(終)



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