お話
□猫喫茶
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その店はとある雪山の森の奥に佇んでいた
洋風な煉瓦で造られた壁に扉には可愛らしいベル
その店の一帯だけまるで春のような暖かさに囲まれて、雪が積もる筈の地面は芝生が生い茂り、可愛らしい花が幾つも咲いていた
小さな井戸が店の裏にあり、まるで天国のようなその場所は、山で遭難した人間を暖かく迎える店だった
「いらっしゃいませ」
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