☆憧れの人の隣☆

□第1話
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私は太田夢莉。

勉強、運動どちらもそんなにできるほうではない。

まぁ全て平均って感じの人間。

そんな私がこの辺の優等生のほとんどが通っていて、部活動もほとんどが全国レベルの成績を持っている難波女子学園を志望した理由は1つだった。



それは中3の秋頃。

ー半年前ー

友達の梓がどうしても行きたいと言うのでしかたなくついてきた難波女子学園での文化祭。

そんときに見た体育館でのステージに私は圧倒されてしまった。

私が体育館に行ったときにやっていたステージはバンド部の演奏だった。

体育館にいる全ての人を魅了させる歌声にギターをかき鳴らしセンターで歌っている女性がとてつもなくかっこよく見えた。

その女性の後ろにはドラムやキーボドを演奏する女性が何人かおるけど私の目にはセンターで歌っている彼女しか目に入らなかった。

梓曰く、彼女は2年生の"山本彩"というらしい。

2年生か、、まだ来年もおるんやな、

この瞬間に私はこの難波女子学園に志望校を決めた。


なんで梓が山本彩先輩の名前を知ってたかと言うと、

梓のいとこが難波女子学園に通っていて、しかも山本彩先輩とも仲がいいとか、、、
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