短編

□誕生日計画
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彩side


今日は7月12日、日曜日。

私にとって26歳最後の週末で久しぶりのオフ。

夢莉とどっか出かけたな~って思ってたけど夢莉から誘ってくれるかなって期待してた。

でも朝になっても夢莉から何も言われんし、夢莉なんか一人で出掛けるような準備しとるから今日の予定を聞いたら朱里とふたりで出掛けるって。

彼女の前で堂々と浮気してること言うあたり、夢莉の天然人タラシにはビックリする。

夢莉がそうゆうつもりや無いことは分かってんねんけど、でもまず、そもそもオフが2人重なるのは珍しくて、朱里とは夢莉がNMB48を卒業してからもQueentetとかで仕事が重なることが多いから会ってるはずやねん。

なのに、私より朱里と遊ぶこと選んだのがちょっとショックやった。

もう夢莉なんて知らん。

夢莉と付き合ってから夢莉がなんも言わんくても他の人からの誘いは断っていつも開けてた。

でも夢莉がこんなんなんやし、たまには他の人とすごしてもいいよね、こないだ古賀成美と三田麻央の2人に誘われとったしそっち行こ。

なんて思うけどほんまは私が夢莉と過ごしたいねん、でもいい。今年は夢莉とは過ごさん!!


ーLINEー

彩「こないだの誘い断ったけどやっぱOK!」

成美「誕生日?やったね〜お祝いだ!!」

麻央「さやゆーりだったのでは??」

彩「ちゃうで笑 仕事が入るかな~みたいな笑」

麻央「なるほど、でも夢莉はええの?」

彩「うん、たまにはね笑」

成美「じゃあパーッとしましょうね!!
彩さんお財布持って来やんといてくださいね~笑」

彩「お、おう!笑」



後半にお金出させんのってなんか嫌やったけどたまにはええか、誕生日やし。

自分から言っといてほんまにアホやけど、夢莉には祝ってもらえないんか、、

一緒に暮らしとるわけやし、起きたら「おめでとう」くらいは言うてくれるかな。
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