☆秘密の恋☆

□17.宿泊学習 班決め
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放課後


3年生の担当の先生たちが全員集まると、生徒たちの班わけが表になったものを配られた。

夢莉くんは、、、A‐6か、、、


「それではどの班がいいか立候補の先生はいますかー?」


さすがに最初に立候補するのはと思い様子を伺っていると、何人かの女性の先生が挙手をしAグループに立候補した。


ど、どーしよ、、

でも挙げよう。


「わ、私もAグルーブで、、」

「山本先生もですね」

「は、はい。」

「では、どうに決めましょうか、、」

「先生!ここは山本先生がええと思います。
山本先生は初めての宿泊学習ですし、生徒に夢莉くんたちがおったら生徒会長なので安心かと、、」

「吉田先生の案はたしかにいいでしょう。
では、そういうことでよろしいでしょうか、山本先生?」

「は、はい!」


夢莉くんたちの班の担当になれたってことやんな?

まぁAグループは6班あるから他の生徒もおるわけやけど、夢莉くんがその中におるなら、また距離を縮めるチャンスがあるかもしれん。

教師と生徒やから特別なことなんて望めんけど、少しでも仲良くなって一緒におりたいと思ってしまうんだから、自分に正直にいよう。


そのあともそれぞれが担当するグループが順調に決まっていって班わけは終了した。


「さや姉~」

「あ、あかり!!
そのさっきはさ、、ありがとう、、」

「なんやねん~もう~お願いされたら断れへんからな~」

「お、おねがい!?」

「そう、どっかのイケメンくんが彩先生は新人やからもしかしたらあかんかもしれんって、上手くフォローしといてくれ、ってね笑」

「そ、それって、、、?」

「さ~自分で聞き行きや~」

「ちょ、あかり~」



もしかして夢莉くんなんかな?

もしそうやったら、夢莉くんは私が担当になって欲しいって思ってくれとるんかな?

それだけでも嬉しいけど、いや、まだほんまかは分からんしな、、

どうしても気になってしまって私はLINEをすることにした。


~LINE~

「夢莉くん!!
宿泊学習の担当Aグループになりました。一緒やからよろしくね?」

『ほんまですか!?
よかったです、よろしくお願いします!』

「うん!!!
、、あと、聞きたいことあるんやけどええ?」

『はい?』

「もし勘違いやったら恥ずかしいんやけど、朱里になんか頼んだりしてへん?
その、私が夢莉くんたちの担当になれるように?みたいな、、笑」

『朱里ちゃん言うたんですね、、言うなって言っといたんやけど、笑
俺、彩先生が担当がええなって思ってたんで、こないだ屋上で彩先生から言うてくれたときすごく嬉しかったんですよ笑
だから頼んどきました』

「そうやったんやな!ありがとう!」

『いえ、こちらこそです!
なってくれてありがとうございます!
宿泊学習、楽しみましょうね笑』

「せやな!」



夢莉くんも同じ気持ちなんかな、

ただ仲がええからなだけかもしれんし、もしかしたら好意を持ってくれてるんかもしれん。

分からんけど、私に担当になって欲しいと思ってくれたことがとにかく嬉しかった。

宿泊学習、楽しみやな。


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