☆憧れの人の隣☆

□第18話
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夢莉side


写真部は基本、そんなに集まってすることは無い。
部室にみんなで集まるときは大会の前とかそんな時だけ。

って言われたばかりやなのにいきなり由樹さんから今日の放課後部室に来るように言われた。

まぁ帰りは彩さんと帰る約束しとったけど、私は部活ないしどうしよって思ってたところやからちょうどいいや。

明日からは彩さんを待とうかな。
彩さんと一緒に帰れるなら、べつに待つのも悪くない。



「夢莉、今日部活ないよね?
美味しいパンケーキのお店があってさ、奈々は部活やから彩希ちゃんと3人で行かん?」

「ごめん、梓!!部活ある!」

「え、ほんまに言うてる?
それともまた私にだけ冷たいわけ?笑」

「いや、ほんまやて笑」

「ふーん笑」

「あと、部活あるなし関係なしに帰りは一緒に帰る人おって、その、一緒に帰れんと思う。」

「ふ~んなるほどね笑
しゃーないな、彩希ちゃんと2人で行こうーっと笑」

「ん、そーして笑」

「また休みの日一緒に行ってもらうからね笑」

「わかったよ、また明日ね!」

「え、もう部活行くの?」

「当たり前やん笑」

「え~頑張って~」

「どうも笑」


梓はほんまにマイペース。
まぁそんなとこも嫌いじゃない。

梓おらんかったら私はたぶん、こんな人間になってなかったと思うから。

もっと暗くて毎日1人でおって、やから梓には感謝せなあかんし笑



ん?


部室へ行く廊下を歩いてると前に見覚えのある後ろ姿があった。

見覚えのあるってゆうか、彩さんの後ろ姿。

そりゃバンド部と写真部は部室近いし会うことはあるやろうけど、彩さんすでにバンド部の部室の前通り過ぎてるよね?

そして、彩さんは写真部の部室の中に入っていった。

誰かに用事でもあんのかな、私やったらええなって思ったけど、写真部には由樹さんおるし、由樹さんに会いに行ったんかな、、

それやったら嫌やな、、。

そう思ってたら奈々とか他のバンド部の人たちもみんな写真部の部室に入っていった。


なんでだろう、なんかあんのかな、、
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