☆憧れの人の隣☆

□第3話
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夢莉side


私と梓は朱里さんと別れてから1年3組の教室までやってきた。

教室の中にはもう数人の生徒が居て、
当たり前やけど知り合いなんかおらんくて一気に心配になった。

有難いことに梓は"植村"私は"太田"やから
出席番号も続いてて席も前後になれた。

ただ梓は既に隣の席の人達の話に混じってて私は1人になってしまう。


「梓ってあんな感じなんやろ、緊張とかせんのかな?」

「ほんっとだよね~あの子すごいね」

「、え?」

「あ、ごめんね!後ろの席の岡田奈々ですニコッ
よかったら仲良くしよ!」

「あ、こ、こちらこそ!
私は太田夢莉です、よろしくニコッ」

「夢莉ちゃん?可愛い名前だね!」

「そ、そんなことないと思うけど笑」

「緊張しすぎ!普通に喋ってよ笑」

「あ、う、うん笑」


梓に凄いとか言うとるけど奈々ちゃんも絶対友達作りが早いタイプだ。

実際話しかけてきてくれてるわけで、、


「あの子とは友達?」

「え、梓のこと?」

「梓って言うんだ~かわいい」

「それみんなに言うね?笑
梓は小学校からの仲なんだよね、くされ縁?みたいなやつ笑」

「へ~いいね!だって2人とも可愛いじゃん!
もちろん本命はいるんだけどね~ニコッ」

「ほ、本命って?」

「びっくりしすぎ!!
この学校だから後で紹介するね!」

「う、うん」


奈々ちゃんとはそのあともずっと話してて
チョコミントが好きだったりとかなにかと
気があって、これは仲良くなりそうって思った。

奈々ちゃんも仲良くなりたいって言ってくれて今度2人でチョコミント巡りに行く約束をした。

そういえば、さっきこの学校に本命おるって言ってたけど、女の子ってことなんかな?
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