☆憧れの人の隣☆

□第2話
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夢莉side


寝坊はしてしまったけどお母さんが近くまで車で連れてってくれたお陰で学校に着くのは他の新入生と変わらないくらいだった。

「夢莉、先に体育館行っとるからね」

「う、うん、ありがとう」

「頑張るのよ」

お母さんはきっと私が友達作りが下手なことを知ってるんやろな~

少し心配もありながらお母さんと別れて私は体育館とは逆方向の1年生の教室に向かう。

玄関のところでクラスが発表されてるらしく見ていると


「夢莉ちゃーん!!」

「あ、あずさ、大きい声出さんでよ」

「だって憧れのJKになってんで?しかもここらじゃ入学するだけでもすごい難波女子学園やで!?」

「フフッまぁそうやね!」

「私らすごない!?!?」

「まぁ死ぬ気で頑張ったもんね笑」

「ほんまやで~朱里ちゃんのおかげやわ笑」


朱里ちゃんと言うのは私らが受験するときに勉強をずっと教えてくれてた梓のいとこのお姉さん。

私らより2つ年上で、美人でスタイル良くて勉強もできてすごく尊敬している。

勉強を教えてもらったのがきっかけで仲良くなって春休みは梓と朱里ちゃんと3人で遊びにも行った仲だ。


「あ、ねぇ見て!!私らクラス一緒やで~?」

「うわぁほんまや!最悪!!」

「なにそれ~夢莉ひどない?」

「冗談やって~笑」

「まぁ知っとるけどな?夢莉は友達作り苦手やもんな笑」

「うるさいわ!ほら行くよ、私ら3組やって」

「もう~置いてかないかでよ~」
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