☆秘密の恋☆
□15.5時間目
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彩side
夢莉くんとお昼を食べ終わってから職員室に戻って5時間目の授業の準備をする。
あれ、5時間目って夢莉くんのクラスやん!
私、大丈夫かな、、笑
夢莉くんのこと考えると自然と口角が上がってしまう。
「なーにニヤニヤしとんの?」
「え?あ、あかり!!」
「驚きすぎやわ!なんかいい事でもあったんか~?笑」
「べ、べつに何もないけど焦」
「ふーん、そういえばさっき廊下で会った夢莉も同じこと言うてたわニヤニヤ」
この人はきっと全てお見通しなんやろな、
「へ、へーあっ私このあの授業あるから行くな?」
「あ、逃げた~」
そりゃ逃げるやろ、もう朱里には叶わんわ
焦って教室まで来てもうたけどそろそろ授業も始まるしそこに問題は無い。
やけどこの教室には夢莉くんがおるわけで、
でも授業は授業やし、ちゃんとせな!
切り替えて教室に入ると1番に目が合ってしまった。
目が合うだけでこんなにもドキッとする。
私このあと大丈夫かな~
5時間目の授業が始まった。
日本史って眠くなる生徒多いはずなんにみんなめっちゃ聞いてくれてて嬉しかった。
とくに、あの子、えーっのたしか城くんやったかな。
この間助けてくれた子や。
なんか嬉しそうに授業聞いてくれてるな。
このクラス日本史好きなんかな笑
ふと目をやると夢莉くんは、、、
窓の外を見てます。空好きって言うてたけど自分が話してるときに空見られると空に嫉妬してしまう。
あー私あかんわ。
そのあとは何回か夢莉くんと目が合った気がしたけどすぐに空の方に向けられてしまう。
お昼誘ってくれたから少し期待してしまってたけど夢莉くんは私のこと何とも想って無いんやろな。。
それでも目が合う度に嬉しくて、逸らされると落ち込んで、授業しながら私の心はころころ変わってくけどなんとかこの時間を乗り切った。