☆秘密の恋☆
□9.お買い物
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ウィーーン
コンビニに入ると俺はすぐにアイス売り場に行った。
美味そうなアイスばっかやけど今買っても食べられへんしなと思っていると
「太田くん、買わへんの?」
『、え?あー今買っても食べられへんから』
「帰り道にでも食べたら?」
『で、でも、、あ!じゃあ山本先生の好きなアイス教えてください!!』
「私はこれやな~いつもコンビニ来るからさよく食べてんねん笑」
『分かりました!』
俺は2人分買ってコンビニにを出てから少し歩いた。
そして近くにあった公園による。
『アイス2つしか買ってへんしこのまま帰ったら朱里ちゃんに怒られそうやから公園で食べてから帰りません?』
「ん、ええよ?
てか、、え、私の分も買ってくれたん?お金払うわ!!」
『いんです!俺がしたくてやった事やから』
「、、ありがとう!!」
そう言って2人でベンチに座ってアイスを食べた。
アイスを食べながら話をしていると、山本先生の口にチョコが付いてるのに気づいて思わず指で取ってしまった。
先生相手に俺何してるんやろ、、
「、、、え、あ、付いてた?、、、恥ずかしいな、、」
なんて顔を赤くして言うからちょっといじめたくなって
『山本先生、顔赤なってますよ?笑』
「ちょ、、言わんくてええって、、」
『フフっ可愛いですね笑』
やばい、俺は何を言うとるんやろうか、
「太田くんってみんなにそんなこと言うん?
料理も上手やし、道路でも自然と中に入るようにしてくれて、サラッとイケメンゼリフ言うし、そうゆうとこがモテるんやろうね」
『、、山本先生??』
「あ、ごめん、変なこと言うたな忘れて」
『忘れません、それと1つ誤解解いてもいいですか?
俺、人に可愛いとか言うたの山本先生が初めてなので、、』
「、、、、」
『なんか言うてくださいよ、、』
「何言ったらええんか分からんもん」
『アハハ、ちょっと拗ねてますか?
山本先生こそ大人っぽくて綺麗やのに、少し意地悪したら子どもみたいに拗ねたり、ポテトサラダ食べて大はしゃぎしたり、そうゆうとこモテると思いますよ?笑』
「もう、からかわんといて、、」
『す、すみません笑』
「笑ってるやーん笑」
『先生もね?』
『「アハハ」』
なんか幸せやな〜
『そう言えば、山本先生?』
「ん?」
『さっき毎日コンビニに来てるとか言うてたけど普段料理しないんですか?』
「だって料理できひんもん、やからコンビニで済ませるか食べへんかやな、、」
『も、もしよかったら月曜から弁当俺が作りましょうか?』
「え、いや、でも、、、」
『だって毎食コンビニは体に悪いから昼だけでも、どうせ自分の分も作るんで!!!』
「ええの?」
『はい!!!』
「じゃあ、お、お願いします笑」
俺はただこの幸せな時間が今日で終わってしまうのが嫌でこれからも話せる理由が欲しかっただけやけど喜んでくれたし了承してもらえてよかった。
けど今日の幸せはまだ終わらない、、笑
「あの、提案があるんやけど、、」
『はい?』
「山本先生やなくて、、彩、先生って呼んでくれん?」
え、なに、急に?可愛すぎやろ、、笑
「や、やっぱなんでも、、、」
『なんでもないとは言わせませんよ?
さやかせんせい?』
「、、あ、ありがとう、、」
自分で言うて照れるとか可愛すぎやろ!
これは波にのってええよな?
『あ、あの!!俺のことも太田じゃなくて夢莉って呼んでもらえませんか?』
「、ええよ?呼び捨てはなんか嫌やから夢莉くんな?」
『はい、お願いします笑』
なんか照れるな、、笑
「そういえば、夢莉くん?」
いきなり!!!これは慣れるまで時間かかりそうやな笑
『、な、なんでしょう?』
「お弁当つくってくれる言うたけどどうやって渡したりすんの?」
『あ、たしかに笑
うーん、LINEが交換しますか?』
やばい、これはさすがにのりすぎた、、
どうしたらいんだ、、、
「せやな!そうしよか!」
『え?いんですか!?』
「ん?自分から聞いたのに?」
『アハハすみません笑』
「変なの〜笑」
なんて言ってLINEを交換した。
自分のスマホの中に"山本彩"という文字が書かれていることがとても嬉しい。
「そろそろ帰らな朱里心配するかなー」
『あ、そうですね、帰りますか』
「そうだね、あ、夢莉くん?ここからはケーキの袋私が持つよ?」
『大丈夫ですよ、女性に、、彩先生に、、持たせる訳にはいかないので、、』
「、、え、」
『なんでもないです、帰りましょ』
そう言ってマンションまで2人で歩く。
ほんまはもう少し話してたかったけど今日はこれでも幸せやなって思える。
だってこんなにたくさん喋って
学校では見れない彩先生を見れて
呼び方も変えて
LINEも交換した。
これ以上幸せなことはない。
なんだか今までの2年間が嘘のように
最後の1年が楽しみになってきたな。