05/11の日記

04:14
看護学生の実習と新人看護師 大変なのは?
---------------
学生の看護実習と新人看護師、どちらが辛い・大変か。
時々話題に出ます。
今回は、どちらが辛い・大変か、語ろうと思います。


結論から言いますと、私は実習の方がより大変で辛かったです。
実習と実際の仕事では大変さの種類と言いますか、違うんですよね。
なので、比べられないのですが、どちらかと言うと実習。


実習の大変なところは、まだ看護について知識が乏しいので、大量の調べものをしながらの記録。また、訂正の嵐。
持ち帰り(宿題)が多いので、寝る時間が削られていきます。
「私は全然寝てたよ〜」という人もいますが、私は時間がかかって仕方なかったです。

どんなに実習を頑張っても、当然仕事のようにお金はもらえません。
アルバイトなどする時間や余裕も無くなってくる、自分でお金を稼ぎながら…という人は金銭的にも苦しくなるかもしれません。

アンケートモニター登録

辛くて、もうダメ…。
と、休んだり退学してしまったら、「ただの医療・看護に詳しい人」になってしまうんですよね。
そこが最も辛いかなと思います。
頑張ってきたことや経験は無駄にはならないと思いますが、看護師免許取得のために頑張っているので、そこが達成できなければやっぱり意味がないんですよね。

一方、学生の特権と言いますか、良い部分のあります。
なんといっても、学生には責任がない!
いや、ちゃんと責任感は持っていないといけませんが、学生は指導者や教員に守られている立場なんですよね。
何かあっても、なくても、フォローがちゃんとつきます。
学生についての責任は指導者・教員にあるので、指導者や教員は学生をしっかり見てます。
あまり気にかけてもらっていないなぁ…。という人は、積極性が足りないかもしれません。
折角お金を払って実習しているわけなので、指導者や教員をフルに活用してください!
なんでも質問したらよいのです。
よく言われますが、学生のうちに。ベテランになってからだと恥ずかしい、基本的なこともどんどん聞いていった方がよいです。


実際仕事が始まると、やはり大変で辛いこともたくさんあります。
特に新人の時に直面するのが「学生の時にやってきたことが全然できない」「学生の時の技術・知識では全然足りない」ということ。
新しい環境になり、学生の時と勝手が違うことも多く、なかなかうまくできません。
そして、学生って何もしてなかったな。と思うほど何もできないのと、知識不足を実感します。
実際、私は新人の時に「学生の時、何をやってたんだろう」と思いました。




あれだけ実習で頑張っていたのに、さらに看護師スタートしてからも毎日調べもの。
次の日には先輩からの厳しいチェックが入ります。

そして、実習では時間が来れば帰れましたが、仕事ではそうはいきません。
終わるまで帰宅できません。残業です。
時間なのに「やる?どうする?」なんて聞かれれば断れませんしね。
さらに、特に新人は残業をつけにくい。そういう風習みたいなのが看護の世界にはあります。
私はそんなのおかしい!と思うのですが、そうは言ってもなかなか…。
なので、たくさんのサービス残業。
巷ではブラック企業なんて言葉もありますが、看護の世界、むしろブラックしかない。ホワイトと出会えることが本当に難しい。

新人は、なぜか「学ばせてもらっている立場」みたいに言われながら、仕事としての責任を持たされます。
学生と違い、患者も一看護師として良質な看護を求めてきますし、患者の選択はできず気難しい患者の相手もしなければいけません。
お金をもらってますからね。
賃金分はしっかり働かないといけません。その分責任がのしかかります。
自分のやったこと。その全てに責任が付きまといます。
責任というのが最も大変なところでしょうか。
ただ、勘違いしないでほしいのは、何かあればやはり組織として自分を守ってくれます。
ところによっては、切り捨てられる…。なんてところもありますが、そこは本当にブラックです。私の友人がそういうところで働いていたら、退職することを強く勧めます。

看護師になってからの良い部分は、やっぱりお金がもらえるところ。
学生と違って、自分の看護はお金になるんです。モチベーションも上がりやすいですね。
そして、責任はありますが、そのかわりある程度自分の考えで動くことができること。
自分のやりたい看護を自分の責任で行うことができるんです。
最初は指導担当の先輩にタイムスケジュールまで色々言われますが、そこを乗り越えれば学生より自由です。
そこが私は1番いいなと思っています。


学生も、新人もどちらも大変です。
ベテラン看護師になっても、ベテランとしての仕事も増えるので。これもまた大変です。
大変なことばかりを見つめずに、楽しいことなどに目を向けると気持ちが前向きになるかもしれませんね。
頑張ったら、その分自分を労わってあげて下さい。



皆様、お疲れ様です。


他にもこんなことが聞きたい。というのがあればメールやメッセージをお願いします。
メッセージを送る
カテゴリ: 看護

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ