03/21の日記
17:37
(5人劇)
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4人は幼馴染。
舞花(女)ー大人しい性格。霊感がある。
美紅(女)ー好奇心旺盛。舞花LOVE♡♡
浩二(男)ー神社の息子。舞花が好き。
佐助(男)ー美紅を付け回す幼馴染。
光堂(不)ー神社の主。舞花と浩二だけが見える。
教室にて〜
舞花:今日も雨……この頃ずっとずっと降り続きだ
なー。
美紅:まーいーかー(抱きつき)!!もう!暗いな
ー!!
今日も雨だからってそんなに落ち込まない
の!
舞花:美紅…ごめんね、何か嫌な予感がして…
彌汝驪(みなり)神社に行かないとこの予感は
分からないけど、兎に角光堂に会わないと…
そうしないと解決しない感じがする。
美紅:ふーん、彌汝驪(みなり)神社ねー。
(私は、舞花とイチャイチャしたいのに…)
まーいーかー、神社に行く前にさー、
私と一緒に、ショッピングに……
佐助:僕と行こーよー、美紅チャン♪♪
新しく美味しいクレープ屋が出来たんだって
さ♡♡
だから、舞花ちゃんは浩二に任せてさ!ね?
浩二:だからってイキナリ任すって美紅にわるいだ
ろう?
美紅悪いな、この怪異は舞花にも協力して貰
わないと
美紅:え?クレープ屋ができたの!?行きたい!!
佐助:だから、僕と行こうってさっき言おうと……
美紅:舞花!一緒に行こうよ、神社とか後回しにし
てさ☆彡.。
佐助:だから、美紅チャンは僕と…
美紅:私は、舞花と2人きりで行きたいの!!
佐助、邪魔しないでよね!ばーか、ばー
か!!
佐助:そんなー、美紅ぅ〜(泣)
美紅:じゃあ、さっそく舞花!行こう……あれ?
もう行っちゃったの!?浩二と2人きり…
許せなーーい!!佐助!行くよ!!
佐助:え!?クレープ屋に行ってくれる
美紅:行くわけないでしょ?彌汝驪(みなり)神社!
男ならスタスタ付いてくる!
佐助:イエッサー!!美紅隊長!!
帰り道にて〜
浩二:黙って出てきて良かったのか?美紅の事。
今のアイツは…
舞花:仕方ないでしょ?美紅だって馬鹿しゃないん
だから
その事でも、急いでんだからましてやこんな
にも妖や霊が出回ってるとなれば
光堂にしっかり説明してもらわないと。
美紅は、霊感がないけど貰いやすいんだか
ら、さっさと片付けないと。
浩二:そうだな、神社の息子の俺が
本当はしなくち ゃいけないんだが、
舞花、毎度助かってるよ。
舞花:またそんなこと言って…お父様と光堂が泣く
わよ?
浩二:…だな。しっかりしないと…
舞花:その意気だよ、ほら神社が見えてきた。
帰り道にて〜
佐助:美紅ぅー。急ぎすぎだってぇー。
もう少しゆっくり行きましょーね、美紅チャ
ン♪♪
美紅:うっさい、邪魔。馬鹿佐助!!私は、早く神
社に行きたいの!!
通せんぼしないで、歩かせて!!
佐助:そうしたいのは、山々なんだけどねー、
出来ないりゆうがあるんですよ、これが。
(あーあ、2人きりだと言うのにこの状況…)
神社にて〜
光堂:あぁ、やっと来たか。少々手間取っていたんだよ。
何処ぞの馬鹿のやらかしで、妖や霊がてんやわんやで騒ぎ放題、
悪さし放題になっとってなー。
浩二:ごめんな、光堂。いつも世話になっていて
光堂:良いんだ、この土地は儂が何千年もの月日預
かっているのだから
儂が手間取っている場合ではないんだよ。
だが、月日が経つと力も衰えて…
舞花:私たちの力が、必要なんだよね?光堂。
光堂:………そうだ。頼めるか?
舞花:うん、光堂には小さい頃からお世話になりっ
ぱなしなんだから、
私と浩二は、その恩を返しているだけ。
頼めるかとか言わないで?…悲しくなるから
浩二:そうだな、光堂が居るからココがあるんだ。
だから光堂に言われたらありがたく受け取る
べき言葉なのに
力が衰えてると考えると辛いよ。
光堂:2人共そんな顔するんじゃないよ、お前達
は、儂が見える。
それだけでも、奇跡なんだよ。常人には出来
まい。
それに、弱った儂に力をくれる。
神と言えど、信仰はあったとて力ある者に勝
る者はいない。
浩二:そっか、ならさっさと始めますか。
舞花:そうだね、2人が来る前に終わらそう。
浩二:それで、何をやらかされたんだ?
光堂:呪具だ。それも相当思い入れのある強い呪具
だ。
その力を押し留めるだけでも苦労するよ。
舞花:押し留める?その呪具ってもしかして…
浩二:ああ、俺でもわかる。…光堂、場所はどこ
だ?
光堂:…今案内するよっこらしょっと。
こっちだよ、儂は触れんから頼む。
神社内にて〜
浩二:まさか、この神社で行う奴がいたとは…
未だに信じ難いよ…
舞花:でも事実。ここでそれが行われた。
光堂:ああ、そうだ。
舞花:光堂の目をくぐり抜けるなんて、
相当よ?ね、浩二。
浩二:そうだな、まだ信じられない。
光堂:ここだ、この場所で行われていたらしい。
信じ難いが、俗に言う丑の刻参りだ。
途轍も無い禍禍しさで人間の物言え
取りたくても取れん。
その念を抑えるので儂は精一杯での。
舞花:本当に凄い気だね、私も正直近寄りたくはな
いもの。どうしたらそこまでなるのか…
だからと言ってほっとく訳にも行かないもの
ね、その為の私達なんだから。
浩二:そうだな、早急に終わらせよう。
こんなモノ、ここにあってはダメだ。
使い手には悪いがコレは取り除かせてもら
う。
舞花:ええ。人を呪えば穴2つなんてよくいうわ
ね。本当に歪で手に負えなくなる。
私達人間はそんな事をしなくてはならない
そんな窮地に頭を抑えるわ…
光堂:…すまないな…浩二、舞花…。
儂の力が衰えたばかりに…
舞花:光堂(睨み付ける様に)?
浩二:始めるぞ、舞花。
舞花:えぇ、そうね。さっさと終わらせましょう。
呪具の前にて〜
舞花:本当に禍々しいわね…普通に見たらただの
藁人形だけれど、はっきり私たちから見ると
吐き気がしてくるもの。
浩二:…舞花大丈夫か、少し休むか?これは、
とても厳しい呪具だぞ。
藁人形の中でもトップに近い呪具だ。
舞花:でも、美紅立ちが来る前には終わらせとかな
いと
そうしないと更に膨大してしまう…
あの子には手出しさせたくないの……!!
浩二:取り敢えず落ち着け!美紅が巻き込まれるの
は
俺も見たくないんだ、だから落ち着いてく
れ!!
光堂:2人共落ち着け、そうしなければ出来るもの
も
何も出来なくなる。
舞花:光堂……でも………
浩二:……………
光堂:舞花。いつもの様に儂に力を送り込んでくれ
るか?
舞花:……うん、光堂。
(詠唱)
我が身に纏いし彌汝驪(みなり)の神々の恩意に
感謝し
彌汝驪(みなり)に祝福され、魅せられし子名は
舞花。
我が手に集え
祝福し願われ我らの思い彌汝驪の神の1つ、名
は光堂…
その地に眠りし力を解き放ち我を通し神の力
を増せ!
浩二:よし、光堂に地脈の力が集いだした!
藁人形を外すぞ、光堂!!
光堂:ああ、頼む………!!
浩二:……ふっ!!…光堂頼む(藁人形をなげる)!!
光堂:はっ!!滅せよ、呪具に篭もりし怨念よ!
我が魅せられし子、舞花の名を持ちて地脈を
解放し解き放て(光を放つ)!!
浩二:…………くっ!!
舞花:………んんっ!?
浩二:終わったか…。禍々しさが無くなった。
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