そういう話

□賢者の石
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平凡でない大事件





平凡な家庭に生まれ、平凡に好きなものが出来、平凡な学力で平凡な仕事に就いて。
そしてある晴れた日、私は"私"として平凡に死にました。






おっと待って欲しい。
確かに私が"私"の自著伝を出すなら1ページにも満たないこれで完結させてしまうだろうけれど実はまだ続きがあるのだ。
コンティニューでは無く強くてニューゲーム、だけれど。

ところでハリーポッターシリーズはご存知だろうか。
そう、魔法学校のお話のそれだ。大阪の有名レジャー施設にアトラクションもある。行ったことのある人は多いんじゃないかな。バタービールは飲んだ?あれ最高だから1度くらいは飲むべきだよ。


…………さて、本題に入ろう。
大丈夫、ここから来た人でも分かりやすく簡潔に説明するから。

死んだと思って次に意識がハッキリした時、そこはハリーポッターの世界でした。
つまり転生した、物語の世界に。
平凡な私の平凡じゃない大事件である。

何故分かったのか、それは簡単。
隣にハリー・ポッターが居たからだ。
察しの悪い方の為にもう少しハッキリと言えば、ダドリー・ダーズリーの立場に、転生したのだ。
父の名はバーノン。母の名は、ペチュニア。
私の名前は…リサ……リサ・ ダーズリー。
それを思い出したのは私の4回目のバースデーだった。
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