進撃 ティアドロップ

□団員名簿
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「じゃあ一旦部屋に戻って、必要なもの持って私の部屋においで?

仕事が残ってるからすぐには行けないけど、鍵使って中に入って良いから」


「分かりました」


「じゃあね」


「あの、ハルさん」


「んー?」


「それ、重くないですか?」


ガスボンベを背負っている。


あれは多分壁外調査に持って行った奴と同じものだ。


「慣れたかな」


「持ちますよ」


「大丈夫。

これは私の仕事だから。

ありがとね」


ニコッと笑うとその場を去って行った。


何をしてるんだろう。


ガスの補充かなんかか?


そもそもガス管にガスなんて入れれるのか?


気になることはあるけど、とりあえずハルさんに言われた通り部屋に戻る。


「必要なものって言ってもな...」


なんもねぇ質素な地下室。


元々あんまり物置いてねぇし。


着替えと歯ブラシとか、本当に必要なものだけ持ってハルさんの部屋へ向かう。


ガチャリと鍵を開けて中へ入ると、隅に座ってハルさんの帰りを待つ。


ハンジさんの手伝いをしたあと団長の手伝いもするって言ってたし、遅くなるのか?


きっと疲れて帰って来るよな。


「メシぐらい作ってるか...」


部屋に邪魔する訳だし。


そう思って、この前教えて貰ったばかりのカレーを作ろうと試みる。


「人参とジャガイモと玉ねぎ...あ、あと肉だ」


野菜を切って、軽く炒めて、水で煮込んでルーを入れる。
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