進撃 ティアドロップ

□団員名簿
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着替えを終わらせたハルさんと、カレーを食べる。


「美味しかった、エレン凄いね!

飲み込み早いし」


「ハルさんの教え方が良いんですよ。

俺はその通りにやっただけです」


「そんなこと言って...狡い」


プイッと顔を逸らす。


「...また、作ってくれる?」


「もちろんです!」


「ありがとう」


ふにゃりと笑った。


「俺、風呂入れて来ますよ。

そのあと食器も洗います。

ハルさんはゆっくりしててください」


「でも...」


疲れてる時ぐらいゆっくりさせてやりてぇ。


「今日ぐらい俺に任せてください!」


「分かった。

ありがとう、エレン」


ワシャワシャと頭を撫でられる。


ハルさんに撫でられてると、嫌な気持ちとかモヤモヤとかが全部消える。


凄ぇフワフワした気持ちになる。


......でも、昼間兵長とキスしてたんだよな。


そのあと大して怒った様子もなかったし、受け入れてたのか?


あ、思い出したらまた腹が立って来た。


恋人でもねぇ俺が腹を立てるのは違う気がするけど。


「...兵長とのキス、良かったですか?」


「え?」


頭を撫でる手が止まる。


「どうなんです?

嫌がってる様子はなかったみたいですけど」


感情をぶつけねぇようにしてると、冷たい言い方になっちまった。


感情を表に出さねぇのって思ってたよりずっと難しい。
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