進撃 ティアドロップ

□Q&A
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その後、後処理をして別々に風呂に入った。


「あの、ハルさん。

明日は仕事ですか?」


「明日?

うーん、急ぎの書類はないけど、仕事したいかな。

どうして?」


「え?いや、あの、時間があったら、その...。

出掛けませんかっ」


「午後からなら良いよ」


「!ありがとうございます!」


「どこか行きたい場所あるの?」


「はい...」


そう。

ハルさんと出掛けたいのもあるけど、行きたい場所がある。


「そっか、どんな場所?」


「な、内緒です!」


行きたいけど、俺1人じゃ行きにくい。


ハルさん居ないと出掛けるにしても兵長同伴だし、兵長なんて気まずい場所だし。


かと言ってアルミンやミカサにも頼めねぇ。


「うん、分かった。

じゃあおやすみね。

明日手が空いたら執務室においで、暇だろうけど」


「はい!」


ハルさんは優しい。


これは普通に期待するだろ。


脈ありだと思って良いのか?


「素直で可愛い」


髪を撫でられる。


ハルさん髪撫でんの好きなのか?


よく撫でてる気がする。


「.....期待しちゃいますよ、そんなことして」


「何を?」


クスクスと笑う。


「...分かってる癖に、ずりぃ」


「エレンが可愛くてつい。

ごめんね、嫌だった?」


心配そうに顔を覗き込む。


「別に、嫌じゃないですよ...」


「良かった...」


ホッと顔を綻ばせる。


ほんと、ずりぃ。
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