進撃 ティアドロップ
□Q&A
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壁外調査を終えて、俺達調査兵団は壁内へと帰還した。
多くの死者、行方不明者を出したが俺とハルさんは無事だ。
「エレン。
今日と明日、しっかり身体を休めろよ」
「はい」
兵長はそのまま執務室の方向へと向かった。
疲れてる時まで、そんなに仕事しなくても良いと思うのに。
俺も巨人化の影響で身体は疲れてるけど、ハルさんに会いに行った。
無事なのは壁外で確認してるけど、それでもやっぱもう1度確認しねぇと不安だ。
「開いてるよ」
ノックをすれば、当然だけど中からハルさんの声がする。
「失礼します」
扉を開けて#NAME1#さんの姿を確認すると、ホッと息が漏れた。
見えるところには包帯してねぇ、手脚もちゃんと揃ってる。
「忙しそうですね...。
俺、紅茶淹れますよ」
忙しなく手を動かしているハルさん。
その机の上には書類が山積みになっていた。
「ありがとう。
じゃあ砂糖多めで」
「はい!」
給湯室を借りて、紅茶を淹れる。
やっぱ壁外調査のあとだと報告書類が多いんだな。
だとしたらきっと兵長も今頃.....。
「どうぞ」
「ありがとう」
「あの...」
「んー?」
「休まれたりはしないんですか?
壁外調査で疲れてるのに...」
「まぁ、本当は休んだ方が良いんだけどね。
でも報告書は仕上げておきたいし...。
ほら、記憶が新しい方が苦なく書けるでしょ?」
「...確かに」