進撃 ティアドロップ
□前夜
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「お風呂ありがとうございました」
「どう致しまして。
じゃあ私も入って来るね。
もし寝るならそこのベッド使って良いよ」
「いえ、俺は床で...」
「そんなとこで寝たら身体痛くなっちゃうでしょ?
良いからベッドで横になってて」
「...はい」
ハルさんがお風呂場に向かう。
言葉通り俺は、大人しくベッドに入った。
ハルさんのベッドっつーだけで高揚が抑えられねぇ。
ハルさんの匂いがする...。
クソ...勃った。
匂いだけで勃つとかどんだけだよ...。
変態かよ、俺は...。
自分の好き過ぎ度に呆れ、ボフッとベッドに身体を沈めた。
程良い柔らかさが心地良い。
凄ぇ眠くなる...。
「もう寝る?」
ハルさんがラフな格好に着替えて出て来た。
「おやすみ」
髪を優しく撫でられ、瞼が沈んでいく。
撫でられる手が気持ち良い。
手が頭を何往復かすると、意識がどんどん遠のいていく。
ハルさんの匂いと温もりに触れて、眠りについた。
壁外調査前夜。
明日の朝には初めての壁外調査へ出発する。