進撃 ティアドロップ

□兵長同伴初ディナー
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#NAME1#さんから穏やかな寝息が聞こえて来た。


寝たのか。


「俺も帰るか...」


と、掴まれたままの腕を引いた。


「...嘘だろ...」


全然抜けねぇ。


むしろ抜こうとすればする程、ハルさんが腕を掴む力が強まる。


このまま寝るしかねぇのか...?


無理だろ、拷問だ。


自身にどんどん熱が集まり、今ではもうギンギンだ。


「はぁ.....」


抜け出すことを諦め、身体の力を抜いた。


「ん.....」


時折ハルさんが声を漏らす。


収まりつつあった熱も、その声を聞けばまた準備満タンになる。


あー、クソ.....抱きてぇ。


肌は滑らかだし、柔らけぇし、良い匂いするし。


これで我慢出来るとか、兵長バケモンかよ。


それとも、ひょっとしてもう使い物に...。


「やめた、考えるのやめよ」


でも不思議だよな。


昨日まで声どころか名前も知らなかったのに。


普段触れることの出来ないハルさんの髪に触れた。


凄ぇ良い匂い...。


髪を1束掴むと、その髪に口づけた。


優しい花のような匂いがする。


「早く...俺を好きになれよ.....」


そう呟くと、急に眠気が襲って来て俺も意識を手放した。
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